完成およびお引っ越し

 いよいよ今週末は施主検査です.その次の週には,手直しを入れていただき,引き渡し.そして,すぐに引っ越しを予定しております.ぎらぎら太陽の照りつける中で地鎮祭を執り行い,基礎工事をしていたのを今でも思い出します.そして,いつの間にか寒くなり,断熱工事がちょうど良いタイミングくらいで終わったなーと感じました.寒い寒い冬が来て,大雪もありました.高性能住宅に早く移りたいなーとも思いました.そして,春がやってきます.巷ではぽつぽつと梅のたよりも耳にする今日この頃です.

最終更新日2003年12月22日

 建築第5段階の最後に書いたとおり,荒井さんと私の目指した「ウッドハウスの進化型」を,一部だけ紹介したいと思います.この文章をお読みいただければお分かりいただけるとおり,進化型は決してウッドハウスを否定するものではありません.自分のウッドハウスを自慢する形容詞が進化と言う言葉だと考えてください.KOコラムで書いたとおり,ウッドハウスはハード面もソフト面も現在の水準としては完璧に近いものだと思っています.注文住宅ですので,私のような建築要望にどう答えられるか,と言うところを敢えて進化型と言う言葉で表しました.

 そこで,先ずはこだわりの水槽ルームについてです.水槽設置は一般的には玄関先は良くないと言われています.これは,家の中で最も温度変化の激しい場所であると考えられるからです.私はある意味このタブーに挑戦しました.住宅を高性能にするわけですが,加えて,大量の水を一括して回し,温度変化を小さくする事を考えました.それを達成するために使ったのが,集中濾過システムであり,濾過槽にヒーターとサーモ,配管途中に室外用のクーラーを設置しています.これは,建築の前から入念に打ち合わせをし,考えました.また,水槽設置は家に湿気を出すと言われて,ライフプロジェクトさんにも心配の声もありました.それにも敢えて挑戦します.水槽のオーダーメイドに答えていただきましたアクアコレクションさん,換気システムの空気の流れを考えていただきましたライフプロジェクトさんに感謝です.ここで敢えて書いておきますが,私は密かに700リットルを越える大容量の一定温度の水と,外貼り断熱による大容量の空気の流れが,うまくマッチすれば,これまで誰も体験したことのない快適さが生まれるのではないかと期待しています.そこには,温度変化に伴う水槽の水の気化効率と,木の持つ調湿効果がうまく作用すればと言う前提です.また,今回の建築では,プロの大工さんに水槽台を作っていただくことができました.私の抽象的な表現を,図面にしていただいた荒井さん,有り難うございます.

 1階から見せる勾配天井,小さい子供のために敢えて区切らない大空間の設置,遊び心の入った作りつけなど等,施主の要望をたくさん取り入れていただきました.別に,これらがウッドハウスでは取り入れられないと言うわけではありませんが,標準的な間取りとは異なります.また,ウッドハウスは標準ではメーターモジュールを使います.うちもはじめはメーターモジュールで図面を作っていただいていましたが,結局は間取りの収まりがつかなくなり,尺のモジュールにしました.尺モジュールは910mm X1820mm(3尺X6尺)を基準値としており,大工さんは上手に尺の寸法を取り入れるのに感動しました.今回は尺とメーターモジュールが混在した形になりましたが,これもちょっと変わった感覚を生んでいる気がします.その他,外壁材に関しても,縦張りのものを使わせていただきました.本来,通気胴縁を縦にとる必要があるので,それに合わせて横張りの外壁材を使用するのですが,この部分も敢えて縦張りを使用しました.それによって,胴縁を横に張って,縦に張るという大工さんに大きな手間をかけさせてしまいました.例をあげただけですが,こう言った,個々の要求に一つ一つ答えていただき,本当に「注文住宅」なんだと実感すると共に,でき上がった家に愛着がわいています.愛着の一部は,やはりジョインビルドを行なった事も加わります.いずれにしても,自分のうちを「進化型」と評して自慢したくなるくらい,幸せな気分でいっぱいです.工事関係者の皆様,本当に有り難うございました.

施主検査

 2月15日無事に施主検査が完了しました.1階の端から,1部屋ずつ荒井さん,藤田さんと見て歩き,問題点が無いかをチェックしました.外回りも1周しました.以前から気になる点はその場で直していただいていましたので,特別今日問題が出てくるような事はありませんでした.住んでみれば,細かい点は見つかるとは思います.そう言う場合は,お願いしますね.

 結局,少し汚れた部分をきれいにしてもらうのや,洗面台のサイドキャビネットの横の空間を埋めてもらう程度で,大きな問題は見つかりいませんでした.その後,気密測定をしていただきいました.今回は,換気システムのダクトなど全く目張りしないで測定をしてもらいました.つまり,これが我が家の定常状態です.これでC値が0.77の気密値がでましたので,換気システムが動作すれば,計画換気分の空気の流れが隙間から入ってくる空気の流れよりはるかに上回るものと思います.目張りすればどれくらいになるかは分かりませんが,断熱材を張っていただき気密測定をしたときからの,施工状況は極めて良好であったことが伺えます.これで,いよいよ引き渡しです.

引き渡し

 引渡の前日には,公庫の現場審査に合格した旨を伝える手紙が届きました.なんでも,合格することはうれしいものです.

 そして,2月19日いよいよ引き渡しが完了いたしました.朝のうちに,荒井さんと施主検査の手直し箇所についての確認をして,そのあと社長さんが見えました.住宅性能保証制度の保証書と,家に貼り付けるバッチをもらいました.この日より長期で10年間の保証がつきます.約2年後に検査をするという話を聞きました.短期保証の分は2年なので,ある意味ちょうど良いタイミングで検査が行なわれるわけです.その後,建築基準法の検査済み証もいただきました.これで,この建物がちゃんとした基準に準じていることが明確にされているわけです.それから,追加料金の内訳書をいただき,工事完成引渡書を取り交わしました.どうも有り難うございました.感謝,感謝です.感想は,まだ実感がわきません.おそらく,引っ越しの後に喜びがわいてくるのでしょうか?!

 こんなマークを貼っておけば良いそうな.あまり目立つところには貼る必要はなさそうですが,まあ,無くすよりは家の下駄箱の中に貼っておくことにしました.

 トイレの棚に扉を付けました.杉板を使ってかっこよくできましたよ.後は,引っ越しを待つばかりですね.

 3月1日にエアコンの移設など,作業が入りました.また,カーテンレールの取りつけも行なわれました.リビングカーテンが,1つ足りない...すぐに発注かけてもらいました.それから,家具も一部入りました.大忙しな1日でした.

 3月3日引っ越しました.うーん,兎に角大変でした.同一市内の引っ越しで1日半もかかることがあるんでしょうか?3月2日突然,3月3日の天気が怪しいので,積み込みをしたいと言われて,別の用事があったのを引き受けました.当然,3月3日の引っ越しがスムーズにいくものと考えました.ところが,実際の引っ越し日の3月3日も朝8時半頃からスタートして,引っ越しが終わって,引っ越し屋さんが帰っていったのは夜の7時過ぎでした...これに伴い,当然,水槽なども手がかけられなくなりましたので,兎に角,可能な限りの魚とエビは60センチに移して,そのまま移動し,残った90センチの魚はそのまま残さざるを得ないという最悪の事態をむかえてしまいました.家の段ボールを開けるどころではありませんでしたし,当然,当ホームページの更新も手が回らなくなってしまったわけです.後遺症は非常に大きいです.予定していた,市役所への転居届もそれどころではありませんし,それに伴い,登記などの手続きも大幅に遅れることになりました.何と言って良いのやら...少し高めでも確実にやってくれそうな業者さんを選んだのに,ちょっと残念でした.

 引っ越した日は,そう言うわけで新居を楽しむまでに至っていません.もうしばらく,報告はお待ちください.ただし,さすがに1.25坪のお風呂は気持ちよかったです.疲れた体を癒すには十分な感じです.

 3月は公私共に特に忙しいです.引っ越し後の手続きにも時間がかかりますし,困ったもんです.やっと,市役所への転居届を出し,登記の方もお願いしてありますが,いつ完了するのか待ちの状態です.住宅金融公庫や,税務署,職場への書類の提出が控えていますが,取り敢えず待つことにしました.それと,引っ越しの方の片付けはまだまだ残っています.

 3月22日換気システムを止めました.フィルターの掃除のためです.本日,荒井さんに来ていただき,外し方を教えていただきました.たまたまなのですが,洗面所の排気口フィルター蓋が渋くて取れなくなっていました.電話で話をしたらすぐに来てくれました.ついでに換気本体のフィルターも外して洗いました.乾燥させてからの稼働になります.

 水槽のシステムも,いよいよ本格的に稼働させようと思います.まだ,慣らし運転です.ポンプの音と響きが予想以上に大きかったので,下に防振マットをひきました.それから,各水槽に散水パイプも付けました.しかし,家の中はほとんどしきりがないので,多少,気になります.慣れるしか無いかも知れません.一旦,排水を切って管を固定した後で運転を再開するつもりです.おそらく,来週までには動き始められるものと思います.その後は,魚の方から移動させて,エビの移動作業に入ろうと思います.

 3月23日取り敢えず住んでみて...の記事を書いておきます.

室内環境

 温度差は小さく,予定通り家全体的に均一を保てているようです.3月入居時はさすがに寒くてエアコンをつけました.昼間に日がさすと暖かくなりますので,暖房は全くいりません.暖房器具をエアコンのみにしてある我が家では,来年の冬に向けては再度,検討が必要かも知れません.2,3日は夜もエアコンをまわしましたが,最近はもうお風呂あがりくらいにエアコンで暖房している程度です.

 換気は強弱がありますが,私は個人的には強にしておくべきかと思います.今のところ,時々強にする程度です.強弱によって,給排気の音がだいぶ違います.

 段差の無い室内環境は非常に良いと思います.和室からリビングへの3枚引き戸ずーと開けたままですが,この間に段差がないのは広いリビングと感じとれます.トイレや洗面に移動するときも全く段差がないので,良い感じです.別に歳を取っていなくてもこう言う作りはやはり重要かも知れません.子供たちも,段差でつまずくことはありません.また,和室の3枚引き戸は良かったと思います.普段は完全に開けていますので,玄関から和室,リビング,ダイニングは一体の作りになりました.おかげでとても広く感じられます.和室に何かを飾ると,1階全体からみられます.

LAN配線

 先ず,インターネット取り込みと,電話回線の取り込みで,多少私の思っていたのもと違う感じでした.これは,3月3日の引っ越しのときに,電話屋さんとケーブルテレビの工事が両方とも同じタイミングで入ってきて大変な思いをしました.電話回線が,2階の書斎経由で入りましたが,うちは2つ口はいりませんので,そのままダミーを入れてもらってあります.ケーブルテレビの方は,結局,インターネット回線を2口つけてもらい,そこからLANをルーターとハブをつけて出しています.これなら,自分で管理できるので大変良いと思います.今のところ,2階の子供部屋への回線の接続は確認しました.完璧にインターネットに接続できました.

軟水システム

 お風呂についてる軟水ピタッチについて,使用感は悪くありません.でも,使わない人にとってはつけない方が良いと言えます.悪いというわけではありませんが,取りつけた場合は,使うべきだという意味です.普通の水を軟水にするために,それだけフィルターを水が通り抜けます.水道をひねってから水(お湯)が出てくるまでに時間がかかります.はじめは,その点で少し違和感がありました.

 3月25日,登記が完了しました.水戸から何度か足を運んでいただきました.有り難うございました.いよいよ,公庫の手続きに入ります.銀行での作業も4月1日には完了しました.これから,抵当権の順位変更の作業に入ってもらいます.それだけで,1週間くらい時間がかかるようです.公庫からお金が出るのは,時間がかかりますね.それにしても,長期金利は下がる一方です.どこが底になるんでしょうか?

 4月6日 久々に,水槽部屋の写真です.これで,90センチ1本と,45センチ2本が並んでしますので,結構な重量になっています.この上にもう1段あります.

 エビもいよいよ導入しました.早く,落ち着くことを祈るばかりです.ところで,水槽はポンプの音が相当響きます.特に,部屋周りでは相当音がします.ポンプの下に防振のマットをひきました.音のことはあまり考えていなかったので,ちょっと反省.まあ,静かな時には感じるという事です.ただし,1階の和室が隣の部屋になるので,和室では相当に音がします.人が泊まったりするときには,気になるかも知れません.良く,安旅館で音がうるさくて眠れなかったってありますよね.湿気についてはほとんど出ていない感じです.もちろん,排気していますので,どの程度の物かは分かりません.気にはならないと言う程度です.

 音の話で,もう一つ.先日雨がだいぶ降った日にはじめて,雨が屋根を叩くのが分かりました.シャーって言う感じで,エアコンか何かが動いているのかと思ってしまいました.気密の高い家は音が響くと言われますが,うちの場合は兎に角,水槽のポンプが一番うるさいかも知れません.

 これが,水槽部屋の台所!水の給排水を一手に担います.蛇口は2つに分けてあり,そのうちの1つはマーフィードの浄水器を通しています.これで塩素が抜けますので,そのまま水槽に引き込めます.また,水槽からの排水はそのまま下に流せます.コンセントもたくさん必要なので,4口を付けてもらいました.タイマーが付いているので,照明は全自動です.

 税金関係で2つ通知がありました.1つは土地の固定資産税の通知が来ました.1月1日に土地を所有している人に通知が来ることになっています.1年分まとめて払うと少しだけ安くなります.何度も払いに行くのは面倒だし,忘れてしまいそうなので1回で済ませました.もう一つは不動産取得税の減税です.詳細は,県税事務所で聞いた方が良いと思いますが,土地の不動産取得税は購入後に一定期間のうちに書類を提出し,その上に住む家を建てて住むと現在対象になります.今回,戻ってくる分の通知が来ました.大きく戻ってきますので,これは忘れずにやりましょう!

涼しい......

 4月26日,非常に蒸し暑かったのですが,家の中は快適でした.まさに高高住宅の本に表現されている感覚を実体験しました.外で作業をし,汗だくの状態で家の中に戻ってきたとき,ひんやりとした涼しさを味わいました.本当に「おやっ?!」って思いました.これは,私だけでなく家内も感じたようでした.逆に家の中から外に出て戻ってきて,今日暑いのに気づいて驚いていました.もちろん,クーラーも何もつけていません.これは,湿度に因るんでしょうか?!それにしても,凄いと感じました.これからの梅雨どきに向けて,良い感じです.

 5月16日 やっと引っ越しが終わったような感じです.何故かというと,引っ越しの時に傷ついてしまったテーブルについて,結局,メーカーさんに送って,傷を消してもらうことにしたからです.岐阜県の高山にある会社に天板を発送し,先日直って戻ってきました.そして,本日引っ越し屋さんにお借りしていたテーブルを引き取っていただきました.お金も出していただき,いろいろな気遣いをしていただきました.有り難うございました.

 5月27日(実際にお金が振り込まれたのは26日)公庫の融資がおりました.およそ1年が過ぎていますね.1年間を振り返ると,結構楽しい日々でした.お金について言えば,保険やら何やらでおおよそ100万円程度のお金が実際に私の手元には来ません.火災保険料,保証,生命保険などなどにお金が必要だからです.これでも,安く済んだ方ではないかと思います.加えて,司法書士の抵当権の順位変更の手続き料が約7万円かかりました.さらに,この後,抵当権を抜いてもらうのにお金がいるそうです.この辺は,本来順位変更と共に家の方も抵当に入れるそうですが,公庫融資がおり次第,銀行の借入分を返すことになっていたので,家の方を抵当に入れる作業はしていないようです.それから,火災保険料は25年返済分ですね.これは家の価格などでだいぶ違うようです.なお,火災保険料は公庫融資がでる前に入りました.本来は受け渡しを受けた時点あるいは,住み始めたら保険に入る必要があります.その他,諸々ですが,内訳はまだもらっていないので後ほどに...

 ここで,土地を買ったときに借り入れていた分を銀行に全額返済いたしました.これは,完済してしまうので手数料はかかりません.さらに,未払分の建築代金を振り込みました.結構,大きい額でした.ライフプロジェクトさん,公庫支払いまで待っていただき,有り難うございました.2月19日引渡でしたから,約3カ月もお待ちいただいてしまいました.これから,ぼちぼちと返済していくことになります.

 6月3日 いよいよ梅雨に向けて,床の無垢材が少し変形が見られました.すぐに荒井さんが来てくれてました.少しだけ手を加えて帰ったそうです.まだ直さなくてはいけないという程でなかったようです.今回は脱衣所の床が少しだけゆがみました.木が水分を含んで広がったようですね.もともと無垢材は暴れると言われていましたが,実体験して凄いもんだなーと感心しました.ちゃんと水分を吸収している証拠です...しかし,これから梅雨本番なので,そんな事言っていられないかもね.床材や壁材を自分で貼っているとき大工さんに,冬に床を貼るのは乾燥しているから一番悪いと言うのを思い出しました.逆に壁を冬に貼るのが一番良いそうです.

 因みに,このサポート体制(と言っても,荒井さんがすぐに飛んできてくれるわけですが)は,非常に重要と実感しています.施主ではメンテできない問題点は,意外と多くでてきます(床もそうですが).こんな時に,やはり良かったなーって思います.例えば,ここは設備やさんねとか,こっちが悪いとメーカーねって言われても困っちゃいますもんね.最終的にはメーカー責任もあるんだろうけど,その前の状態でたらいまわしだけは嫌ですよね.

 いよいよ7月1日に家屋調査が来ます.うちの評価額はいくらなんでしょう?税金を払わなくてはならないので,低いに越したことはないんですが,どんな気持で迎えれば良いのでしょうかね?しかし,引っ越してかれこれ4カ月が経過していますね.おそらく,年末には税金を取らなきゃですので,この時期が一番時間がかかるものと思います.それでも,5月くらいで何とか手を打ってもらいたいものでした.これには,通知書が届いて,日程調整をしました.30分〜1時間程度の調査のようです.

 市役所から2人組で調査に来ました.意外な展開で,2人が別々に調査していました.1人で来て一緒に見て回るのを想像していただけに,どこ見ているのか把握しきれませんでした.しかも,設計図面をもとに,かなり綿密に見ているようです.その後で,税金について説明を受けました.不動産取得税についても説明してくれて,土地購入の減額を受けたかどうかも心配してくれました.今後は建物の分の不動産取得税がかかりますが,こちらも減額があるそうです.税率は3%と言うことですが(平成15年度〜17年度は特別措置中です.それ以外は4%だそうです),1,200万円の控除になるそうです.つまり,建物価格(評価額)が1,200万円以下ならば税金はかかりません.しかし,3%は結構大きいですね.それから固定資産税ですが,こちらも減額があります.面積は限られますが,3年間は1/2になるそうです.土地の固定資産税も来年からは少し安くなるようですし,まあ,何とかやっていけそうです(笑).あとは所得税の減税を来年にちゃんとやるという事でしょうね.家の税金はいろいろありますね.税金関係の本はちゃんと読んでおくべきだと思います.

 さて,問題の家の評価額の方ですが,これも結構複雑のようで,3月末に評価額が決定するそうです.つまり,固定資産税は1月1日の持ち主に課税されますが,3月末日まではその額が不明と言うことです.まあ,そんなべらぼうな評価にはならないと思いますが...話を伺った内容からすると,家の評価なので家に付帯するものや設備は評価されてしまうようです.簡単に言えば,ビルトインのエアコンとか,床暖房はそれなりに評価の上がる対象になります.あまり,考えなかったけれど,壊れたときの交換やこの税金の事を考えると,エアコンは取りつけ型が良いかも知れませんね.さらに言えば,機器類は常に進歩しますので,省エネなども考えるとだいぶ違いがでそうです.デザインを重視すれば,ビルトインが良いですが,それなりに覚悟しましょうね.それから,家の広さや資材の量なども効いてきます.それから,資材の質も関係します.例えば,柱の集成材は凄く安いと言っていました.ガルバリウムの屋根も安い評価だそうです.大工手間も考えて評価されると言う話でした.まあ,評価は安いに限りますね.高くしないように,お願いしますね.いくらになるかは,来年のお楽しみ!

 せっかくですので,杉材をどの様に使用しているかの紹介です.

 3cmの板材は,下駄箱,クローゼット,トイレなどの台として使用しています.きれいに加工してくれたので,大変満足な仕上がりです.だいぶ,お手数をおかけしてしまいました.この板は,十分に乾燥しているようなので,使う前に反った感じですが,その後はあまり暴れる感じはないです.

 丸太で遊び道具!杉の丸太材については,工務店さんでこんな遊び道具にしてくれました.本当は,飾り柱にとか思って切ったんですが...まあ,これも子供たちには良いかなーって思っています.因みに角材の方は水槽台の柱に変身してしまいました.

 15cm角から大きく削って良いところだけ使ってもらいました.何せ,大量の水を支えています.総重量はおそらく800kg〜1トン近いのではないかと思っています.

 8月5日 急に暑くなりました.梅雨のときは,夜になると涼しくなりましたが,ここ2日程は様子が違います.やはり家の上の方は全体に暑いですね.2階への階段を登ると温度差を感じてしまいます.換気システムで十分撹拌されているのかと思いましたが,実際には家の周りの蓄熱の方が大きいようです.特に屋根はかなり熱を持っているんでしょう.エアコンを常時つけるなど何らかの対策が必要ですね.どこぞの掲示板にもその様な使い方の方が良いと書いてありましたが,どうでしょう?暑いのも夏の趣かも知れませんが...そう言えば,小さい頃は,夏と言えば図書館に集まったものです.みんな涼しい場所で宿題をやりましたね.今時はどうしているんでしょうかね?

 8月9日 台風10号日本列島を縦断か?!ってわけで大変蒸し暑い日です.暑くなってから,家の中に風を通してもあまり涼しくならないので,24時間除湿をしています.昔使っていたエアコンを2台設置しました.折角だから買おうとも思ったのですが,まだ使えることから,1階に大きめの(と言っても12畳用くらい)と2階に小さめの(6畳用くらい)を設置してもらいました.1階のエアコンをつけても,上まであまり効果がなく,階段を上ると温度差を感じるので,2階の方を常時運転にしました.これで,家の中全体の湿度が下がって,外に比べて非常に気持ちよく過ごせるようになりました.実際に今日も外に出るとむわっと感じますが,家の中では快適に過ごせています.どうやら,思い切って常時点灯が正解だと思います.温度計・湿度計を買わないと値で示せません.実際の数値で示す方が良いですね.

 8月23日 吐き出し窓のメンテに来ていただきました.業者の方と荒井さんが来てくれて,少しかたい感じの窓を直していかれました.やはり,木造だとある程度暴れるそうで,特に今年は湿度が高いので,仕方ないだろうと言う感じでした.窓枠は何カ所か動かせるようになっているんですね.調整していただきました.あと,2階の24時間換気の排気口が無かったので,聞いていましたが,エアコンを設置したので,とめてあるそうです(言っておいてくれないと心配じゃん).部屋の間仕切りが無いので,今は吸気された空気が1階の排気口へ流れている.間仕切りをつけた段階でとめてある排気口を開けてもらう事になりました.忘れてしまと大変なのでここにメモしておきます.住んでみて,思うのは想像していたほどぶんぶん空気が動くもんではない(そうじゃなきゃ,大変かも知れませんが)と言う事を感じます.やはり上の方は暑くて,1階は凄く涼しい感じです.今日のように暑いと,外から帰ってくると清涼感を感じます.逆に外に出たくなくなるのだ!

 ついに,2003年の8月も終わりです.それにしても,涼しい夏でした.とは言え,特定の日はやはり暑かったですね.

 と言うことで,温度計,湿度計のついた時計をゲットしました.やっとこれで定量化した情報をお伝えできますね.あと2台くらいでちゃんと統計化できるともっと良いですね.

 9月7日棚板を付けてみました.大工さんや専門の方に任せっきりで,自分でやるのが怖かったのですが,思い切って作りました.材料は建築のときに余った杉板を1枚いただいていたので,それを利用しました.

 支えの金具を買ってくれば簡単だったのですが,そうしないために時間がかかりました.木材を45度にカットして,それを支えとして打ち込みました.その上に,杉板を置いてとめました.

 上から見るとこんな感じです.小物を置くには良い感じのスペースができたと自己満足しています.と言うことで,写真をアップしました.

 9月28日アウロを購入.アウロはいろいろな種類があるようです.油性含浸ワックス(No. 129)が床に使ったワックスのようです.それ以外でやっても,うまくいきませんでした.だいぶ前から相談していたのですが,0.75リットルの缶を代わりに購入していただきました.値段は6,489円だそうです.時間がかかったので,ドイツから輸入してくれるのかと思ってましたが(と言うニュアンスで聞いた),代理店から購入してくれたようです.うちで購入したNo. 431や421は手入れようでした.なるほど,なるほど.油性と言うことで,注意書きが入っていましたが,塗料が染み込んだウエスなどが高温によって,自然発火するようです.ちょっと怖いかも...

 成分ですが,シトラール,亜麻仁油,亜麻仁油スタンド油,ひまし油スタンド油,キリ油スタンド油,蜜蝋,ダンマル樹脂,カルナバ蝋,亜鉛チョーク,コロホニウムグリセリンエステル,珪砂,オクテン酸ジルコニウムコバルト,植物アルコールと書いてあります.自然塗料って言っても,いろいろなもの混ぜてあるんですね.感覚で安全とか言うのではなく,やはり,ここから何が揮発発散するかちゃんと調べておくべきでしょうね.

 庭に物置を作りました.

 枠組みは2X4材を使っています.コーススレッドで打ち込んだだけですが,まあ私の製作品としては,上出来でしょうね.棚の高さは40cmにしてあります.上には扉を付けました.屋根や壁は1X4材です.この材料は防腐処理済みなので,しばらくは大丈夫と思います.2X4材や1X4材は意外と使いやすい材料だと実感しました.この隣に,縁側もどきを作ろうと思っていますが,いつになることやら...屋根の勾配はここまで付けなくても良かったかも知れません.

 10月22日にベランダの排水溝の勾配についての補修作業をお願いしました.もともとFRP仕上げで勾配をつけていただいていたはずですが,水はけが良くなかったのでした.本日は社長さんと永田さんが2人で来ていただきました.わざわざ水戸から来ていただき,有り難うございました.作業としては,ベランダそのもののレベルを見ていただくところからやってくれました.生憎の雨でしたが,全体の勾配を計測し,またしばらく経過してから再度計測を実施してもらいます.それとは別に,排水溝の方も天気が良い時に直してもらう予定です.どの程度改善するかは分かりませんが,取り敢えず,お願い致します.反省点としては,なるべく早めにレベル測定をしてもらっておけば良かったです.最良なのは,FRP仕上げる前ですね.

 また,床下の点検もしていただきました.以前,私が1度だけ潜ってみましたが,本日は社長さん自ら点検してくれました.問題ないと言う事でした.住みはじめて半年ちょっとですが,公庫の1年点検シートに沿って,配管やガス管などのチェックをして渡していただきました.また,窓の調整もしてもらいました.これから結露のシーズンですので,空気の流れや湿度,温度には注意が必要です.そう言う意味でもリクエストして,社長さんのお宅の湿度温度のデータをいただきました.毎日まめにつけておられるようです.

 永田さんには,空気の流れの作り方を説明してもらいました.実際に,換気の空気の出入口は絞ったり開けたりできます.冬は特に暖かい空気が上に逃げていくので,1階の出口をやや絞っておく方が良いそうです.自分で空気の流れをちゃんと考える必要がありますね.個人的には,やや湿度が高めの気がしています.そこで,水槽部屋の排気口を少し開けてみました.効果はあるかな?!

 11月11日 だいぶ寒くなってきました.今年は特に晴れが少なく,ここに来て一気に冷え込んだ感じです.皆さん,どうお過ごしでしょうか?うちの暖房器ベルリス君(詳細はコラム)はまあ順調に働いてくれています.まだ,電気代がどの位になるか分かりませんので,評価はしません.あと,近いうちに水槽の音対策を考えようと思います.第一段としては,ろ材を多くして,振動を減らそうと思いましたが,あまり変化はありませんでした.次の手段はポンプの交換ですが,これは大仕事になりそうです.

 11月になっても今年は天気が不順ですね.やはり,湿度が高いのが気になっている今日この頃です.湿度は60%くらいを基準値にしています.これが,高い数値というのは,とある本にも出ていました.いろいろな要素がありますが,遠赤外線の暖房器具は,過乾燥の状態は作らないようです.この暖房器は優れものだと思います.湿度については,温度を上げて換気すれば湿度は下がるはずですので,今後は下がっていくとは思います...しばらくは気をつけているしかなさそうです.

 ところで,ベランダの補修は天気が良いときと言って,未だに済んでいません.困ったものです...日程の調整がついたら連絡くださいね.

 さて,階段吹き抜けの写真を撮ってみました.

 パインの色が変わったのにお気づきいただけますか?難しいですかね?

下に,2月の写真を載せてみます.

 はっきりと濃淡が出ています.あめ色に変わると言われていましたが,だいぶ変化している感じです.今後,どの時点で落ち着くのでしょうか?本当に無垢材はおもしろいと感心します.

 ついに12月です.本当に早いものですね.最近は暖房が必要になってきました.住宅ローン減税を目指して,最近,特に駆け込みの建築の方が頑張っているようです.これから,年末までに入居しなくてはいけないわけですから,大変だと思います.そう言えば,去年の今頃は工事が遅れていましたね.もしも,今年だったら,相当やきもきしていたことだと思います.一般的には,遅延金という保証が適応されるのでしょうが,これは,仮住居などの費用が大きくなるだけですから,精々数万円〜10万円程度でしょうかね.減税効果を考慮した遅延金を考えると,ビルダーの方も真剣でしょうね.仮に今年の場合の減税が300万円戻ってくるとして,工事が1週間遅れたために,200万円になってしまったとすると,この保証は誰がするんでしょうか?とにかく住めるようにだけしてしまえ!って言うメーカーが一番危険な気もします.欠陥住宅ラッシュにはならぬように,最後までちゃんと検査する必要がありますね.あと,おそらく引っ越し屋さんやオーダーカーテン屋さんも大忙しでしょう.正月にカーテン無しなんてのも嫌ですよね.年末ぎりぎりになると,役所も大変かも知れません.住所の移動は通常業務だとすると,カレンダー通りで切られてしまいますね.うちの引っ越しの時を考えると,そろそろでき上がっているのが,最終線のような気もします.ちょっとした手直しですら1週間くらいかかりますからね.と言うことで,今,建築されている方の幸福をお祈りします.

 12月10日お願いしていたベランダ工事と思いきや,工事屋さんの都合が悪くなって,14日に変更になりました.しかし,これとは別に計画換気の排気口の工事をしていただきました.久しぶりに津田さん達が水戸から来てくれました.通気の全体の流れを考えての工事でしたので,大きくは変わりませんが,今後の成り行きをみることにします.社長さんも見えましたので,いろいろとお話ができて良かったです.最近,計画換気について少しだけ思っていることがあります.何を言いたいかというと,給排気のダクトは,水槽の集中濾過のシステムと全く同じなんです.で,水槽では水槽内の老廃物をバクテリアを使って濾過し,きれいな水を各水槽に分配するわけですが,換気システムでは悪い空気を外に出して良い空気を取り入れるわけです.この作業自体は極めて大事だと思います.空気も水も管理者が思ったように流れないといけないと思います.現在の換気システムというのは(やっと必要性がうたわれた程度ですね),そこまで成熟していないようです.微妙に工夫の余地があるような気がします.これは,家全体の計画と関連しますので,各々に個別なものです.もし,ここを見て気になる方は,個別にメイルでもください.

 さて,12月14日にベランダの補修工事になりました.排水溝に雨水がたまるのを解消するために,溝の部分にFRPをのせました.傾斜をとりなおしてもらいました.見ていると,簡単そうに作業していました.プロのワザですね.FRPはベランダ全体に2度塗りをしてあるそうですが,更に溝だけは,その上にかぶせたかたちです.乾いた上から色を塗って完了しました.結局,寒いので乾きが悪く,1日仕事になりました.職人さんは水戸から社長さんと来ていただきました.有り難うございます.

 修正していただいた跡が少しだけ色が違っています.

 それと,ライフプロジェクトつくば店の店長さんだった荒井さんはお辞めになったそうです.うちの監督さんです.図面を作っていただいたり,いろいろなアイデアもいただきました.感謝いたします.これを知ったときは,ショックでした.信頼していたので,荒井さん一言も残さなかったのは,とても残念でした.いろいろ事情もあると思いますので,これ以上は控えます.私が一番心配なのは,今後,つくば店が無くなってしまうことです.うちのメンテナンスのような作業は水戸でもぜんぜん問題は無いと思いますし,社長さんももっと遠くても大丈夫と言っています.はっきり言って,建築後のサポートは,どんなに遠くても必要ならば来てもらえば良いわけです.また,ライフプロジェクトはこれまでやってくれました.だけれど,建築前の打ち合わせなどは,毎週のように行なっていた私にとっては(事務所に入り浸りだった),やはり水戸まで出向くのは無理だったと思います.営業展開を考えるならば,事務所は残してくださいね.そこでの打ち合わせ内容を水戸を中心に練っていく(設計,見積もりは水戸)と言うやり方が理想だというのは,もう半年以上前に書いたとおりです.それは,荒井さんがいらしても,こうすべき!とコラムで書いたとおりです.と言うことで,本当にそれがペイできるかどうかは良く考えてください.私が書いても余計なお世話ですよね.しかし,ここの地域の方のチャンスの芽が摘まれてしまうのは,あまりにも残念です.

 いよいよ今年も残すところ10日です.本当にいろいろな出来事がありました.ここのところ,寒くなってきましたので,暖房について書いておこうと思います.先ず,キャンパは非常に優秀な暖房器具と思いますが,さすがに,家の中全体の温度をキープするだけの能力は無いようです.昼間の温度が上がらないと少し辛いです.朝方は,やはり12度くらいから15度くらいまで落ちています.しかし,外気温と比べればはるかに暖かく,最低気温としては,過ごせない感じではありません.特に,近くにいればほんわかと暖かい感じがします.一方,エアコンも家全体を数度上げることは可能ですが,点けっぱなすわけには,いきませんね.相当に電気代を心配する必要がでてきます.やはり,蓄熱暖房器を入れて置いた方が良かったかなーなんて思える時もあります.今考えれば,もう数百万ならば,太陽光発電をつけて,オール電化,暖房は蓄熱暖房と言うのが良かったような気もしますね.ところで,先月からキャンパとエアコンをだいぶ使っているので,電気代もだいぶ上がってきました.省エネと快適性のどこに妥協点を見いだすかが課題です.

 湿度についても重要です.天気が良くなってきたので,高かった湿度もどんどんと下がり出しました.今年は天候不順だったので,湿度は全体に高めだったのかも知れません.エアコンの暖房を使えば,すぐに10%くらいの差がでます.湿度は結露の問題をうみますので,現在の目標値は50%です.実際は55〜60%くらいは維持できるようになったと思います.だいたい60%あると,窓枠付近から結露が見えます.おそらく,40%ならそれ程気にならない程度と思えますが,現状の換気をしていると,そこまではいかないようです.良く,高断熱でも1年目は結露すると聞きますが,実際に結露はします(1年目だけなら良いんですが).ただし,まだ余力はあります.現在,換気を弱にしています.この換気量はおそらく,国の既定値には達していないのでは無いかと思います.ただし,うちでは夏の状態で同量の換気をしていてもホルムアルデヒドの基準値ははるかに下回っていたので,現状では更に化学物質の心配は不要と思います.従って,結露でカビなどが出るまでいかなければ,このままでも良いと思います.換気量を多くすれば,確実に室内の温度が下がります.ここのバランスは,結局は住む側が考えるしか無いと思っています.

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