水槽ルーム

1.いよいよ本題の水槽部屋に入ります

 ラフな間取りプランを色々な工務店さんに頂きながら,私の考える水槽部屋の作成プランが始まりました.はじめは部屋を設置してそこに置こうと考えたり,2階に持って行ったり,あちこちに水槽部屋の設置プランを考えました.プランはまだフィックスではありませんが,玄関入口土間を設置して,そこに水槽を設置しようと思っています.ただし,お金が足りればという条件付です(笑).

KOの考える水槽設置に関するプランニングの重要点を上げます.

1つは折角家を建てるのだから,この際,システムを一新しようと言うことです.

そのコンセプトの1つは,濾過の能力アップと,水槽の増設...これまで4年以上エビの飼育にこだわり続けてきましたが,成功している人としていない人がはっきりと分けられます.

 同じシステムを構築してもこの差はでてくるようです.何が差につながるかと言えばおそらく,水の管理能力が人によってまちまちだということです.エビは急激な水の交換を嫌います.それがゆえに,まめに水の交換をしている人もいます.私のように,2週間くらいでまとめて多めに換えている人もいます.できれば,もっとまめに少量の交換をして上げるのが良いと考えています(現実にはできないのですが).

 従って,今回の濾過能力を上げるというのは非常に意味があると思っています.また,水槽増設すると,手が足りなくなるのは目に見えています.そこで条件として,管理のしやすさと,メンテフリーと言うのが大事になってきます.管理のしやすさは,水槽をかためて設置しておくことです.また,メンテフリーは,水換えを如何に楽にできるシステムを構築するかということだと思います.そこで,先ずはラフなデッサンからです.頭に描いたものをそのまま絵にして,スキャナーでとったものです.上の水槽の横幅が90センチです.それを2台を横に並べます.1台は魚を入れ,もう1台はエビを入れます.さらに,下に4つの水槽があります.これは6にしようとも思いましたが,お金がかかりそうなので,45センチを4台を横に並べます.ここでは,CRの系統飼育を目指すわけです.

汚い図で御免なさい.

2.

 この絵をもとに水槽のイメージを書いてみました.

このように配置されます.水の流れを示したように.集中濾過槽で作られたきれいな水が,全部の水槽に流れて最後にドライタワーで水量のバッファーとなり,ドライを通った水が集中濾過槽へも入り込みます.一方図には書きませんでしたが,オーバーフローの排水ラインも作っておかないと行けません.それは,基本的に90センチと45センチ水槽のラインで,集中濾過槽に流れ込みます.これのシステム部だけ書き出すと

 と言う感じです.ポンプで引き上げた浄化済みの水が,3重管内側の給水管を抜けて水槽に流入し,それがオーバーフロー配水管を通って浄化槽へ戻るというシステムです.水流が十分にできていれば,相当の飼育水を濾過できるものと考えます.これに加えて,温度調整機能がつけられれば完璧ですが,ちょっとお金が高そうです.

 先ずはドライタワーは

こんなもんでどうだろう?と思っています.

 濾過槽は

こうなります.さてさて,行けるかどうか?!とここまで書いたところで,ドライタワーのPHの下降が問題になることがわかりました.まあ,絶対にタワーをつけないといけないわけでもないので,集中濾過の自動換水システムとして,再度,検討してみようと思っています.もう一つの問題は温度管理です.高気密,高断熱の住宅にしたとしても,私がエアコンをつけっぱなさ無い限りは夏の間は高温になるのは目に見えています.逆に冬は温度が低下しそうです.冬の分に関しては普通のサーモとヒーターを設置すれば問題ないとして,夏の間の温度変化がどの程度になるかが問題です.小さい温度上昇ですむならば,水道水の流入量を増やして上げれば温度コントロールもある程度は可能になることでしょう.

 その後,レイシーの担当者と電話でお話ができました.先ずは水槽用のクーラーは室外に水のラインを引き出してそこで温度管理するということでした.つまり,そのラインをエアコンのような穴を開けて外へ出すか,それとも基礎からその準備をして外へ流すラインを用意する必要があります.その点について,再度荒井さんと相談したいと思います.なお,クーラーについては屋外器付きのものは何と定価ベースで50万円はかかるようです.ちょっとショックです.ただし,マンションなどの人は小型のクーラーを外に出して使っている人もいるそうです.その場合は,雨風にさらされないように囲いは必要らしいです.型版を落とせば可能かも知れません.ドライタワーを諦めたとして,その予算程度ですむかどうか?!ちょっと思案が必要ですね.上記のレイシーのHPにあるRXC-600と言うのが屋外器を持つ一番小さいタイプですが,実際はここまでの能力は不要かも知れません.そこで,RXD-400やRXD-250と言うタイプの水温コントローラーを検討の対象としようと思っています.あと,ポンプはRMD701くらいを必要かな?とも思っていますが,その辺も検討が必要ですね.一度ショップと相談が必要かも知れません.

 さて改訂版はこの様になります.

 どうも90cmクラスの濾過槽を置くスペースが無さそうです.そこで考えたのが濾過槽を水槽の下に置くという手です.さて,これでうまく行くかどうか?!メーカーさんに聞いてみます.

 水槽用のクーラーは相当高いです.値引率が悪い...

さて,こんな絵を書いてみました.集中濾過槽の概略です.

 一応,この様なシステムを作ろうと思っていますが...どうでしょうね?!これで見積もりをとりました.先日来の流れから,アクアコレクションさんでお願いするのが最も良いと考えました.それは,お値段もさることながら,自由にプランニングできるところにあります.今回もエビ槽の概略図をお見せして,私のプランに関してご意見をいただくことができました.1つは,エビ槽の上にウールBOXがないとゴミがたまるということです.もともとこのエビ槽は,稚エビを数多く回収できることを前提としておりますので,ウールBOXで濾過してはいけません.そこで,掃除機能をこちらから提案しました.1つはコックを下につけてもらうこと,もう一つはエビ槽の底上げです.2つとも可能だそうです.もちろん,お金はかかりますが,ここまでやるなら,思い切ってやりたいと思います.同時進行で,大型クーラーを探しています.

 最終バージョンはこちらです.

 この仕様で作ってもらおうと思います.さらに,水槽用のクーラーはゼンスイのものに決定しました.9月中には発注の予定です.よろしくね!!

 さて,9月12日現在の水槽部屋の様子です.

 右の手前が給排水の水道設置場所.左が排水口です.物が多くて分かりにくいかも知れませんが,順調に作られています.

 ついに,水槽の準備に入ります.見積もりについてですが,基本的にHPに書いてある値段です.結構複雑ですが,オーダー水槽ですので,いろいろな加工はお願いできます.

私の場合,

90センチ水槽*45センチ*45センチを2本 オーバーフローのアクリル3重管加工でブラックシリコンをお願いしました.これが1本31,800円になります.これにさらにフランジ加工を2,500円で追加して,その上に乗せるガラス蓋が1,000円です.

45センチ水槽*45センチ*45センチを4本 オーバーフローのアクリル3重管加工でクリアーシリコンでお願いしました.これが1本25,600円になります.これにさらにフランジ加工が2,000円で,ガラス蓋が500円だそうです.

濾過槽に関しては上の設計で,26,100円に排水口の加工が1,000円加わります.ウールBOXが4,500円です.それと,特注のエビ槽はバルブを付けてもらって,22,200円になります.さーて,ハウマッチ?!と言うことで,これに消費税がかかりますので,それなりになります.

 まあ,本当に良いものを作っていただければ,そこらのお店で買うよりは安いかも知れません.

2.そろそろ発注?!

 水槽の発注をしました.あと1カ月もすればできてくることでしょう(11月初旬).楽しみです.アクアコレクションさんよろしくね!

 11月12日 概ね水槽の方ができ上がったので,濾過槽とエビ槽の作成に入っていただけるそうです.それにあたって,いくつかの疑問点をいただきました.先ず,濾過槽についてはアクアコレクションさんの方で,仕切り板の高さなどを良い値にしたいということでした.私はこれまでオーバーフローを使っていないので,お任せすることにしました.エビ槽に関しては,水槽からの排水の入口は2つあった方が良いということでした.図面の排水の入口が小さいのでは?と聞かれましたが,確かに上の図面では十分ではなさそうです.水の出口,ウールBOXの入口が横向きだと詰まる可能性があることを指摘されましたが,やはり蓋をしたいということで,横向きのままにしてもらいます.3つ管を通すので,何とかなるでしょう.あとは,誰もやっていないでしょうから,しばらく様子を見ます.それと,バルブを付ける場所ですが,図面のように底上げしてもらおうと思いましたが,水圧に耐えないという指摘をいただきました.これについても,一番下に付けてもらおうと思います.底に溜まる(であろう)泥の抜き口ですので,一番下でも構わないのではないかと言う結論になりました.いよいよ,完成間近だそうです.

 12月21日 水槽は完成しているそうです.いつでも送っていただけるそうですが,年明けにお願いすることにします.水槽のスペースが確保できてからでないと,割れたりしたら大変です.もうしばらくお願い致します.

3.入荷設置!

 いよいよ入荷を前に先ず台と配置について考えました.

 図面は,台の上に水槽を置いたところです.下の濾過槽は,今回注文をしたものの図面になります.一番右には,給排水が付きます.給水は約50cmの高さになります.排水口は玄関タイルと同じものを使用します.塩ビ管を使って,図に示すように水を回そうと思います.水色のラインが水槽への給水管で,赤の丸にコックを付けて給水をコントロールします.青色のラインが排水で,基本的には90cm2本と,45cm4本を別々にします.エビ槽に2本で水を入れます.ここは,稚エビを救出するためのプレ濾過槽です.エビ槽の最上部から水をウールマットに移して,物理濾過をここで行い,その水を集中濾過槽に出します.

私の図面を基にして,荒井さんが台の方を書いてくれました.水槽を並べるとこんな感じになります.なお,台の高さをこの図面より高くしていただけるようお願いしました.

 2003年1月13日現在の水槽部屋の様子です.荒井さんが水槽台の図面を作成してくれました.いよいよ設置間近です.

 上にはフィックス窓を採用しました.水槽の高さを考えての設計です.ぜんぜん窓が無いと暗いですし,低い位置に窓があっても機能しませんからね.いろいろな事を考えなくてはなりませんが,逆に考えれば自由自在!ここが自由設計の良さです.しかし,この窓だけではやや暗い感じがします.水槽が設置されて,ライトがつけば十分な感じだと思います.あと,上には換気ダクトがついています(今は写真の銀色の筒だけです).湿気対策にはやはり排気が必要と考えています.どの位の湿気がでるかは今のところ不明です.この部分については,荒井さんや社長さんと何度も相談しました.現在の考え方としては,1階の空気は全体に玄関脇のこの水槽部屋に流れてきます.

 この写真が排気ダクトの真下です.給排水をつけてもらいます.青のパイプの方が給水設備です.高さは約50cmになります.これで,水換えにホースを使うようなことはありません.

 これが今回購入した水槽用のクーラーです.思っていたよりこじんまとしていました.まあ,使ってみないと感想は書けませんね.コントローラーもついています(本体の上).ほぼ定価での購入となりましたが,他のメーカーよりは安く済みました.

 これが水槽部屋の外側の写真です.給排水がちゃんと設置してあり,また,水槽用クーラーに電源が必要なので,外部電源のコンセントがついています.この辺に上の写真のクーラーを設置しいます.

 なお,アクアコレクションさんの水槽は既に完成しているのですが,工事が遅れているため,まだ預かっていただいています.工事現場では危険ですので,本当に有り難いです.もうちょっとですから,よろしくお願い致します.

 水槽部屋の照明です.抗菌の照明器具を使いました.ちょっと高めでしたが,湿気が出たりしても大丈夫なものを使いました.その向こうが吸気ダクトです.これが動き始めるのは,いつになるのでしょう?

 水道部分がだいぶ出来てきました.蛇口の分岐部と,ホースに入れる蛇口の方(短い方)は施主支給品です.ここから,マーフィードの浄水器に常に直結しておきます.本当は,縦にしてもらおうと思いましたが,これでもまあ良いやって感じですね.上が,この部分の電源です.照明器具やサーモ&ヒーター,ポンプ,エアポンプなどに使うために,4つ口の電源にしていただきました.経験ある方は分かると思いますが,電源がいっぱい必要になります.時には,無茶なたこ足をしますからね.初めから多くしておきます.

 2月10日,いよいよ完成です.こんな感じになりました.今週中には水槽台も完成するそうです.来週には水槽も入荷し,いよいよ水をまわすときが近づいています.

 2月14日に水槽台が完成したと連絡がありました.ついに,水槽セットの日が近づいて来ましたね!と言うことで,15日の施主検査の日に水槽台をみました.

 まさに,作りつけの水槽台です.杉の角材を削りに削ってきれいに仕上げていただきいました.幅は水槽部屋ぎりぎりまで作ってあり,上の写真の水道にぴったりついています.90センチ水槽を横に2つ並べておきます.下の段は45センチ水槽を横に4つ並べます.一番下の段は集中濾過槽を置く予定です.

 水槽の向かいは水を流せるようにしてもらっています.まさに,水槽部屋が完成したわけです.しかも,写真の右には,棚も作ってもらい,すっきり水槽道具を置くことができます.狭いながらも...って感じですね.あとは,水槽の到着を待つばかりです.因みに,水槽用照明や,水槽用のヒーター一式,底砂を新たに購入いたしました.今回は,チャームさんを使ってみました.平日の夜中に注文して,確認が夜中のうちに来て,その日のうちに発送,で本日ちゃんと受け取ることができました.感謝,感謝です!

 2月19日,無事に水槽が到着しました.運送屋さんが普通のうちに搬入するので驚いていました.

水槽台にセットするとこんな感じです.

 左側がブラックシリコン仕様の90センチ水槽で,右側がクリアーシリコン仕様の45センチ水槽です.玄関の入り口の方に90センチ水槽をセットすることにしました.右側は45センチ水槽です.

 45センチ水槽はサイコロ型のものです.4台購入しました.並べるとこんな感じです.中の3重管が写っていますが,これをつなげて集中濾過にします.因みに,今回はポンプも一緒に購入させていただきました.

 で,配管は思っていたよりはるかに大変です.結局丸2日間くらい費やしました(2月に完成できなかった)...うーん...

 3月1日,ついに配管は終了しました.相当複雑な配管のために不安があったのですが,案の定,水漏れが発生です.そこで,取り敢えず水槽を水で満たした状態でストップして,補修作業をしました.明日の朝にでも,再挑戦です.水草もだいぶ動かそうと思います.

 いよいよ水を動かし出しました.引っ越してから約1カ月弱かかってしまいました.水漏れの補修はほぼ完了しましたが,やはり不安はあります.基本的に配管スペースをもっと確保しておけば良かったなーと言う感じです.

 こんな感じですが,動かし始めるとすぐに透明感も出てきました.兎に角,音がうるさいと感じました.取り敢えずの対処は,防振マットです.しかし,家全体に音自体は響きますので,もう少し考慮が必要かも知れません.水草もすべて移動して,3月末には魚やエビの移動も完了しました.概ね大丈夫のようですが,多少PHショックもあったかも知れません.

 さて,いよいよ稼働し始めたので少し紹介です.

 先ずは,上の水槽の写真です.角度が反対からです.

 これは,アクリルの3重管のオーバーフロー管です.見にくいかも知れませんが,スリットから排水し,それが2重目のパイプを落ちていきます.さらに,その内側のパイプは給水用です.水の勢いは十分です.まだ,クーラーの部分の配管は終わっていません.因みに,右下には黒エビがいますが,一応,スリットは抜けない感じの大きさです.しかし,実態は既に相当数がエビ槽およびその後の濾過槽に落ちています.

 後ろ姿ですが,赤エビと黒エビです.この2匹は共に抱卵中です.引っ越しのさなかでもちゃんと抱卵してくれました.頑張って殖やしてね!

 メイン用の魚水槽です.実際,今回の引っ越しは明らかに失敗でした.多くの魚やエビを失ってしまいました.私のミスで多くの命を失ったことは残念で,少し落ち込みました.原因は,水温低下でした.処置としては,まあ良かったのだと思いますが,思いのほか温度が下がってしまいました.そう言う中でも,コリドラスステルバイとクーリーローチ,後はエビ達のほとんどが生き残ってくれたのに感謝です.

 さて,4月21日には,水位センサーを濾過槽に取りつけました.水位が落ちたときに自動でポンプを止めます.これによって,安心して出かけられると思います.水温もサーモにはアラーム付きを選んでいます.便利になったもんです.

5月11日 水温が高い日がありましたので,90センチ用3灯式のライトだけリフトアップしました.もともと,ガラスが少し厚いのと,フランジの位置が水槽の上ぎりぎりにあるので,ニッソーのインバーターライトについてきたリフトアップができませんでした.そのために水温が高かった可能性を考えて,上げましたが,それが良かったのか?!単に気温が下がったのか分かりませんが,ここ2,3日は25度程度でキープできています.

 さらに,水槽用のクーラーを写真のように設置しました.ブロック3段積み(計6個)して,その上に板を乗せてクーラーを設置しました.一応,防腐目的で,板にはクレオソートを塗りました.高さ調整で3枚使っています.冬には取り外しできるように設置しました.これを,何らかの形のカバーをかけたいと思いますが,どうしましょう?!既存のクーラー室外機カバーでは,幅が足りません.要検討事項です.

 なお,クーラーはここのページにあるのが分かりました.紹介まで...これは,個人では買えないので,うちでは知り合いの店を通して購入しましたが,結構高かったです.

 水槽の画像をアップします.

 配管は,この様に複雑になってしまいました.シンプルが良いのは分かっているんですが...残念ながら,空間が十分でありませんでした.はじめは,配水管の傾きは...なんて感じでスタートしましたが,徐々にそんな事より,つながっていることこそが大事だという感じになりました.確実に接着していくこと.それから,下の濾過槽の部分にもっとスペースをつけるべきでした.

 現状の様子です.90センチ上下2本,45センチ上下各々2本の計4本です.高さと奥行きは45センチにしてあります.

 水槽クーラー用のカバーを作ってもらいました.

 良い感じです.ブロックが出ていただけに,やっと,見た目がすっきりです.有り難うございました.庭までの通路も石をひきました.何となく,それっぽくなりました.

 その後,屋根を作りました.単純に1x4材を同じ長さに切ったものです.裏側からとめてでき上がりです.横にあわせただけですので,大雨が降れば濡れますが,まあ少々の雨のときには効き目があります.しかも,物を上に乗せられますのでGoodですね.

 水槽部屋に関しては,まだまだ改良の余地があります.特に,家の中に響く音の問題は,将来的には解消させたいと思います(いつになるかは分かりませんが...).

1.ポンプの音が意外と響く

解決に向けて:ポンプを換えてみる.その時には,妨振材をもう少し増やす.代案はポンプを外に出す(これをすると,常時水は外まで出さないといけなくなり,冬は不経済かも知れません).配管を木材と固定する.

2.オーバーフロー濾過のスリットが大きい

明らかに稚エビが抜けているようです.おそらく,真夏の時期にはクーラーが効きながら,エビがそこを通り抜けるので,水温の急激な低下で死んでしまうと考えられます.何となく,抱卵数に比べて殖えない原因ではないかと考えます.解決に向けて:何らかのスリットを別に設ける.濾過槽に濾材を多めに入れる(これは濾過の安定のためにも必要と思います).

3.濾過槽に排水口をつける

これは,以前からやろうと思いつつ,今にいたってしまいました.水換えの時に排水と給水を同じペースでやって,全体を停めずにしかも,簡単に作業していますが,このバランスが難しいです.誰でも作業できるようにするには,水を入れすぎたときに,自分で流れ出すようにしてあげるのが良いと思います.

 と言うことで,また気づいたことがあったら書き出します.いつになるかは分かりませんが,少しずつ解決したいと思います.

 2003年11月についにポンプを交換してみました.

交換前は,サンソーのポンプPMD-2011B

交換後はレイシーのRMD-551

レイシーは名の通ったメーカーですし,音が小さくなると思いましたが,サンソーもほとんど変わらないようです.ただし,RMD-551はワンランク低いので,音自体は小さくなりましたし,響く感じが減少したと思います.RMD-551の方が,本体が熱くなる感じを持ちます.これの原因は,冷却用の風量が小さいためでしょう.取り敢えず,しばらく様子見です.

 2004年6月 梅雨になりました.5月くらいから時々暑い日がありましたので,クーラーをセットしました.それに伴い,循環水量が落ちたのか,エビが元気をなくしました.他の原因を考えましたがおさまらないので,ポンプを戻すことにしました.やはりかなり振動音があります.しかし,エビの命には換えられません.

 ポンプ交換はエンビ管のラインを外して交換になりますので,大量に水がこぼれます.それに,オーバーフローのシステムでは,ポンプをとめるとライン上の水がすべて落ちてくるため,うまくしないと水が溢れだします.もし,これがフローリングの上だったらと,土間スペースにしたことが成功だったと改めて思います.

 2005年1月の様子です.

 ここのところ,エビが順調に繁殖を開始しました.写真はほうれん草に群がっているエビたちです.多少大きさが違うのがおわかり頂けると思いますが,大きいのが親エビ,その子供たちがわさわさと群がっている感じになります.因みに右上と左隅の個体は卵を持った母エビです.庭でほうれん草を植えて,それをあげています.いわゆる無農薬野菜です.クリスタルレッド飼育者の間では当然のように言われていますが,店で購入する”無農薬野菜”では,エビが大量に死ぬこともあるそうです.もちろん,ちゃんとした店もあるとは思いますが,残念ながら安心してエビに食べさせるためにはみんな,自分でほうれん草も育てる必要があります.

 因みに,上の水槽と砂の種類を代えました.結構,良い感じです.エビは底砂の汚れに弱いので,1年くらいを目処にして,更新していこうと考えています.なお,ここを見られている方で,金魚飼育などに使える丈夫な水草(オオサンショウモ,ミクソリウム,ウイローモスなど)が欲しい人がいましたら,少しは出せますので(差し上げます),連絡ください.掲示板などへの書き込みでも結構です.

 2005年5月29日 エビ水槽は本当に順調になってきました.やはり,大容量の水は管理不足の私にとっては最高のシステムです.時々,水換えをしたり,ガラスの掃除をしたりはします.今週は水槽用クーラーのセットもしました.いよいよ夏モードです.

 7月10日 さすがに暑い日が出てきました.水温が26度台から,写真のように27度に上がるくらいで,水槽用のクーラーが作動します.

 システム自体は非常に順調に作動しています.水もできてきたので,今年はほとんど水替えもしていません.

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