建築第1段階

 はじめは契約後からを建築として開始しようと考えていましたが,契約前に工務店さんが動いてくれそうです.取り敢えず,基礎が終わるまでを建築第1段階として始まりです.契約はまだですが,書類作成が始まりました.

最終更新日2002年10月20日

 家の概要:基礎はベタ基礎のシングル鉄筋です.立上がりはグランドから40センチ,アキレスの外張り断熱工法で,発砲ウレタンの40ミリ厚を使います.熱交換型の24時間換気システムを装備させて,いわゆる高・高住宅と言われる高気密・高断熱です.構造材は120x120mmの集成材を使い,金物はKSKのもの(KS金物)を使っています.引張耐力は羽子板ボルトの7.2倍だそうです.これが,どの程度の物かは分かりませんが,耐力があるというのは重要と思います.基本的な作りは真壁と呼ばれる柱や梁が出ています.ただし,1階で換気ダクトの配管部は大壁になります.真壁の分だけ,屋根や部屋が広く感じられると言う利点もあります.また,内装は無垢のパイン材を使い,クロスは一切使いません.

 問題の水槽部屋は結局,玄関の土間に作ることになりました.この良い点はスペースの確保ができる.また,水漏れには安心です.土間に排水口を作ってもらえる.玄関が広く感じられ,逆に水槽スペースも広く感じられます.欠点としては,温度管理が一番難しい場所であること,観察がしにくい可能性があります.また湿気がどの程度出るかが心配です(これは,どこに置いても同じですが).

 社長さんとの話も終わり(詳しくはこちら),こちらの要求価格で頑張ってくれることになりました.荒井さんにも努力していただきましたし,満足な状態での建築開始となりそうです.先ずは,書面の作成をお願いしておりいます.住宅金融公庫を使うことを前提としております.住宅金融公庫は5年後の廃止は決まったものの,やはりチェックが厳しいことを考えると,使うのが妥当と思われます.別の意味で,廃止と言われつつ,法人化して肥大化する可能性も含んでいます.なお,現在の金利が2.7%で,11年後からが3.5%です.この金利がどの様に上下するか全く検討もつきません.今年の3月までが,2.6%,それから2.75%に上がって1カ月程度で下がりました.さらに,10年後の金利も下がったので,ある意味今が良い時期かも知れません.しかし,金利の変動を見極めるのは難しいですね.

 現在の検案事項のその大きなものに杉の木があります.写真のように挽いていただきましたが,これを送るのが大変かも知れません.

 取り敢えず,置いていただいていますが,工務店さんの準備が調えば,送ってもらう作業に入ります.一体,いくらくらいかかるんでしょうね?!

 5月25日 サイディングサンプルが届いたということで,見に行きました.うーん...決まりません.今回は構造図面なる物をいただきました.窓と玄関と言った外回りの準備が始まります.それにしても,サイディング選びは大変です.

 5月29日 結局,公庫の土地融資は無理ではないかと言うことでした.いずれにしても,書類を作成して融資の準備にかかります.書類は工務店さんに準備していただきます.準備と同時に地縄もひいてくれるそうです.融資書類が整えば,一気に進めそうです.

 6月に入りました.いよいよ新たな展開に入りそうです.公庫の書類も概ね作っていただけるということで,待ちの状態です.今月中に着工と言う可能性もありそうです.あまり暑くならないうちに,始めたいものです.

 いよいよ公庫の申請が始まります.何と,ここで金利も下がりました.2.6%になっています.この金利は4月に遡って適用になりました.不思議です.それから,土地融資について再度調べ直しました.何故かというと,某書店で立ち読みをしていたら,意外と融資の対象にはなりやすいのかな?と言う気がしたからです.ここで,土地融資の事を書いてみます.詳しくは,住宅金融公庫に直接お尋ねくださいね.

平成11年4月1日以降に購入さした土地である.

一般宅造地購入者であれば,都市計画法の開発許可を受けて造成された土地,方公共団体、地方住宅供給公社、土地開発公社などの公的な事業主体により造成された土地,租税特別措置法により優良宅地の認定を受けて造成された土地であれば良いわけです.もちろん証明書が必要です.私は自分の土地がこの一番目にあたるのではないかと考えました.結論からいえば,

土地区画整理事業地購入者の要項にあてはまり,それは謄本を見ればすぐに明らかになりました.何故,この結論がすぐに出せなかったかと言えば,私と工務店の知識の不足と言わざるを得ません.やはり,日本都市開発の岡本さんは,ここでも活躍してくれました.ちゃんとフォローアップもしてくれ,知識も経験も十分にある...文句のつけようのない方でした.有り難うございます.まあ,いずれにしてもこの土地融資は大きいです.住宅の本体価格の80%だと私の希望額が借りられません.土地融資を受けると,住宅と土地の合計金額で評価されます.その80%なら,私の借りたい額を遥かに超えてきます.公庫だけで家を建てるのは難しいと実感します.結局のところ,銀行で事足りるなら,公庫は不要といわれる理由はこう言ったところにあるものと考えます.金融公庫の廃止案もある意味リーズナブルな部分もあるわけです.

 6月に入って澤村さんにはご苦労をおかけいたしました.6月12日には書類はほぼ揃いました.よしよし...あとは貸し付けの許可を待つだけです.6月15日先ずは荒井さんとの交渉です.サイディングを決めました.何とヨーロピアンオレンジです.しかも,縦貼りにすることに決定です.縦貼りにすると,胴縁が横向きになり,通気層を作るのが面倒になります.この辺は大工さんの実力を信じるしかありませんね.さて,どんなイメージになるんでしょうか?一応,窓枠は茶色です.ドアも選びました.トステムの高気密用です.もう一つ,気になっている点である,住宅の保証について聞きました.保証リストを作ってもらいます.

 6月16日 関東銀行の土浦支店スマイルプラザに行って,公庫の手続きをしてきました.澤村さんが一緒に行きました.はじめは,澤村さんにお任せしようとも思いましたが,日曜もOKと言うことで,私も行くことになりました.基本的に作成は澤村さんです.で,いきなり本人の確認ということで,免許証と保険証の提示を求められ,持っていませんでした.と言うことで,形式上は澤村さんが出したことにする事で,解決です.書類を銀行の職員お二方でチェックして,受け取っていただきました.あとは,通知の来るのを待つばかりです.この段階で公庫のつみたてくんの効力が発揮されました.先ず,返済を元金均等にして,はじめの返済額を大きくしても,年収制限にかかりません.割り増し融資もできたので,バリアフリーなど建築物に頼ることなく希望額の借り入れができました.書類の提出も期間外でもできました.

書類はこんな感じです.チェックを受けて,提出後の控えです.

 さて,その後の公庫ですが,7月3日ついに融資予約通知書が届きました.ずいぶんと待たされました.普通は1〜2週間と言われていますが,今回は2週間以上かかってしまっています.で,この通知を見ると,日付は6月26日になっています.つまり,公庫で許可がおりてから日にちが1週間以上経過しています.これは銀行の中で書類がとまっていたと考えるべきなんでしょう.ちょっと不満ですが,各々事情もあるかも知れません.また,書類を本人か家族が銀行へ取りに行かなくては行けないようですが,その日取りが書いてありません.土地の借り入れをしている支店に書類を移してもらったのは失敗だったかも知れません.簡単に言えば,自分の仕事と言う意識が,銀行になくなってしまっていると考える事ができそうです.このくらいなら,別の銀行に頼んでおけば良かったと言う思いがでてきます.借り入れがすんで返し始めちゃえば一緒なんでしょうが...さて,この時点でいよいよ契約も視野に入れて,その後の展開を考えていく必要があります.なお,実際は取りに行くかいかないかは銀行によってまちまちと言うことでした.本当かいな?!

 さて,そろそろ契約しないといけません.生協との絡みで上棟までに40%を入れて欲しいそうな...この前とニュアンスが違うぞよ.大丈夫かいな?!って気もしましたが,まあそのくらい払わないと悪いしね...今月は忙しいけど,何とか時間を作っていこうと思っています.先ずは,契約日を来週7月14日に設定し,支払いをその時に決める予定です.さらに,地鎮祭の日取りを7月21日に決定し(何といっても大安ですし),準備を始めてもらいます.その前に,ちゃんと建築申請がおりるように頑張ってね!7月13日には,再度打ち合わせです.価格を上げずに上手にこちらの希望を聞いてもらえるか,折衝が続きます.なお,そろそろ梅雨明けですので,材木も運搬を考えています.

 7月14日ついに契約をかわしました.先ず,見積書の確認.図面を確認した(と言っても今まで十分に確認していますので,良いですね?って感じでした)後に,民間連合協定の工事請負契約に沿っての説明を受けて,捺印をしました.これは,雑談を交えて,一つづつ読みましたので,2時間くらいはかかりました.11月中の完成,それから10日以内の引き渡しです.なお,金銭の支払いについては,着工時と上棟時,公庫資金融資があったときの3回に分けました.これで,銀行から途中で借り入れを行う必要もなく,利息だけでも助かります.また,今回住宅保証制度に加入します.それによって,公庫の検査と住宅保証制度の検査の2つが行われます.条項はいまいちですが,まあ検査をしてもらうのは良いだろうと考えました.いよいよ,来週は地鎮祭です.公庫の金利がまたまた下がりました.本当に難しいものです.現在,2.55%です.

 7月21日には猛暑の中を地鎮祭を執り行いました.現地についてみると,いつのまにか看板ができていました.

工事現場の告知みたいなもんですね.それにしても,如何にもどっかから持ってきたような看板です.いばらきコープの持ち物なんでしょうね.看板の後ろの袋は地鎮祭用の砂です.

 地鎮祭については,詳しくはこちらのページです.地鎮祭が終わった後,北側の家の方と,境界と建築位置の予定についてお話ししました.もう少し,南へ出して欲しいという雰囲気でした.日照シミュレーションを作って欲しいと言う要望がありましたので,早速工務店に連絡しました.そりゃ,北側の家の人にとっては,南側の家の建つ位置は大問題ですよね.実は,地縄がひいてあったんですが,ガスや水道などを避けるので,3mにしてありました.

 これを,1.5mでした.って言われればショックですよね.で,その連絡を工務店に入れたらすぐに,建物の立面を書いた図面を作成し,説明しに行ってくれたようです.その後の結果は,まだ分かりません.お隣さんとはとにかくトラブルは避けたいものです.

 7月23日,契約および着工金としておおよそ2割弱の支払いを行いました.こっちのお金は郵便局,工務店さんは地方銀行となると,不便そのものです.その後,2週間ほど仕事の関係でお休みです.基本的には工務店さんにお任せいたします.問題なきよう,よしなに進行しておいてください.まだ建築申請の許可がでていないようですので,着工はどうやらお盆明けが濃厚のようです.はじめは梅雨明け早々と言っていましたが,公庫の申請のあたりから予定が遅れ気味です.この時点で概ね1カ月の遅れですね.これって,たぶん建築を急いでやりたい人にとっては,大問題になりますよ.工務店との相性と言う言葉がありますが,やはり,この様な部分ももし別の人だったら苛立ちを感じるかも知れません.8月2日やっと建築の許可がおりました.申請を出し直したようですが,おおよそ2週間くらいでおりたようです.設計審査はいつ終わるんでしょうね?公庫の融資の申請方法が変わったので,どこで調べて良いのやら...いずれにしても,あとは設計審査が終われば,いよいよです.

 さて,上下水道管が既に敷地内にありましたが,これの移設をします.敷地を有効に利用するために,東西にいっぱいに広めの家を建築するために,この様な作業が必要になりました.その見積もりがなんと12万円程度になります.移設して,現在階段ができている位置にずらしていきます.階段は基礎と一緒に作ってもらいます.現在の階段は取り壊した上で埋めてしまいます.来週にはいよいよその工事が始まります.その後,地縄の引き直しをして,その後で,こちらでチェックします.

 8月3日に工務店に工程表をもらいに行きました.

 取り敢えず,11月中の完成を目指します.しかし,保証制度の検査とかの日程や,公庫の検査の日程が合わなければ,ずれ込んで行くような気がしますが,荒井さんはあくまでも強気です.結構,簡単にできるようなことを言うんだけど,実際は違ったというパターンが多いんですが,大丈夫かな?!あと,サイディングで見積もりがさらにプラス8万円程かかります.うーむ...8月6日設計審査の通知が市から届きました.これで,無事に公庫の融資が受けられそうです.いよいよ債券の買い入れ請求もしようと思います.

こんな書面が市から届きました.有り難き,幸せ!これで,建築にダッシュです.

 給排水桝の移設工事が6日,7日に行われたということで8月10日見に行ってきました.様子は下の写真の通りです.

 少し奥まで入っていた給排水桝を手前で切断し,階段だった位置でたち上げるという話です.行ってみると,たち上げ部も左右に振ったようです.写真の左にあるのが給排水と都市ガスの管です.右にあるのは排水の桝です.

 写真のように階段は完全に壊されてしまいました.これを埋めて,階段を手前に出す予定です.従って,基礎工事の間は,このままの予定です.元々のコンクリートには,上手に穴が空いていました.この階段が埋められるのも時間の問題ですね.しかし,これで重機は入れられるのかな?それにしても,地縄が動いていないのにはむっ...基礎工事を地縄の確認なしに始めるつもりなんだろうか?!

 8月13日に久々に時間が取れたので,公庫の債券の買い取り請求に行ってきました.手続きは極簡単で,銀行の口座を出して,債券番号と住所などを記入しただけです.20日締めで翌月の10日〜12日の間に振込まれるそうです.3日間あるのは,おそらく土日を考慮しての事でしょう.5年間積み立てても,利息はせいぜい10万円ちょいだったようです.昔の定期とかの方がよっぽど利率が良いです.まあ,債券の特典を十分に使ったので,許すことにしましょう.その後,関東銀行に行きました.これは,公庫の貸し付けがスムーズに行くかを確認してきました.既に,設計審査も終わっているので,問題は無さそうです.良かった良かった.なお,関東銀行の担当者が既に転勤になっていたようです.挨拶もできて,ちょうど良かったです.今後とも長い御つき合いになりますので,よろしくお願いいたします.

 さて,基礎工事が始まりましたがので,建築第2段の方へ移りましたが,8月21日システムバスの見本が来たということで,決めに行ってきました.先ず,バスの色は概ね決めていたので,こちらの要望を伝えてきました.日立化成の商品には決めていたのでほぼ問題はありませんでしたが,1620(1.25坪)タイプにあるP型の浴槽が新素材ではまだ出ていないと言うことで,FRPリラックスPバスと言うので,手を打つ事にしました.仕様はVシリーズと言うやつです.軟水ピタッチと言うのを付けてもらいます.これの効き目は分かりませんが,折角日立化成に頼むのならば,特色を付けようと思いました.因みに,うちのつけた後はライフプロジェクトの標準仕様でもつけるようになるそうです.

 これが軟水ピタッチの写真です.うちのお風呂の写真を10月アップしました.

ドアは折り戸のままでいきます.これも,段差3mmですので,ほぼフラットに入れますし,握りバーを2本(浴槽横と,正面)ついているので,まあバリアフリー仕様に近いものと考えています.あと,キッチンの方は色サンプルがまだでしたので,翌日,澤村さんにお持ちいただきました.こちらも,価格やキッチンの形の関係で,I型の255cmに決めているので,色を選ぶだけです.食洗器をつけてもらい,さらにナショナルの浄水器を施主支給品として取りつけてもらいます.

 さらに,今月中には屋根の色も決めて欲しいとのことでした.これは,非常に悩ましいところです.壁の色に如何に合わせ込むかが重要です.

[back] [home] [next] [BBS]