建築第4段階

 気密測定が終了しました.いよいよ外にサイディングを付けます.しかも,縦に貼りますので,2重の同縁をうってもらいます.この作業はまたまた手間になりそうです.よくよく考えてみると,私はいろいろな手間を要求してしまったようです.これが,大工さんには大きな手間になってしまいそうです.

最終更新日2002年12月26日

 11月2日に,気密測定が終了したのを受けて,いよいよ外周りと内装工事が始まります.11月5日からは通気胴縁を貼っているそうです.先ずは縦方向に貼り,これで両側から断熱材をがっちりと留めてしまいます.サイディング自身を縦に貼るので,その上に,横向きに板を付けていただき,そこにサイディングを付けていただきます.通気胴縁は標準より薄くなります.これは,壁の外側の通気層が減ることになるので,あまり良くはないんでしょうが,デザイン的なものを優先しました.また,今後の予定として,11月9日に床板取りつけを,施主参加させていただきます.ジョインビルドとかセルフビルドと言われますが,自らが住む家作りに参加することで,愛情がわくそうです.初めは,壁を貼るところをやろうと思っていましたが,私の仕事の状況を考えると,参加できる日が限られてしまうので,取り敢えず,できそうな日にお願いすることにしました.様子は,後ほどアップします.

 さて,いよいよ11月9日になりました.先ずは全体の進行状況はと言いますと,家の中と外を挟むような形で縦方向の胴縁を打ちます.これは厚さ8mmと言うことです.この厚みが通気のすべてです.縦方向に打った後に,横方向に板を貼ります.これが,サイディングをとめます.

 11月9日には,まだ作業中でしたが,ほとんど家全体が写真のように胴縁ができていました.これできちんと抑え込まれれば,もう断熱材は動かないと思われます.

 ジョインビルド作業の紹介です.床貼り作業です.本当は壁だけにしようと思っていましたが,作業にかかわれる日程が限られますし,せっかくなので床貼りもやっています.これが,道具です.これ以外には床板を切るカッターがあります.中央の金づちの横にあるのが,メインに使う釘打です.空圧を使って,瞬時に釘を打ち込みます.便利なものがありますね.この作業は,結構快感です(笑).

 これが,釘と言うか針です.メーカーはよくご存じのMAXです.ホッチキスのメーカーですね.まさに,ホッチキスと同じ感覚でした.

 大工さんの作業風景です.先ずは,端のところは,難しいのでやっていただきました.これを見ながら要領をつかみます.

 さすがに,大工さんの作業は早いです.柱のところはちゃんと切り取って,上手にやっていただきました.これは,施主ではなかなかできませぬ!

 床材はナラの無垢材のフローリングです.ナラは硬いので床材に適しているそうです.厚さは15mmだと思います.ウッドハウスの標準仕様です.厚さは違っていたら訂正しますね.既に,板にはオス実(さね)とメス実がついています.写真の手前と右側ががオス実です.

 オス実を手前にしながら,端から貼っていくわけです.あて木を使って,きちんと前のフローリングに揃えた後で,釘を打ち込みます.オス実に40mmの釘を(一部だけ50mm)打ち込みました.床合板が確か28mmですから,おおよそ下まで届いていますね.50mmを使うと抜けていると思われます.作業はこれだけなんですが,床フローリングは1枚1枚半分ずらしながら貼っていきますので,床材を自分で切る作業も加わります.これも,電動ですので,位置を合わせて切るだけです.まあ,しかし手を切ると困るので,危ない作業はKOの作業です.

 だいぶ進んだのが分かりますか?2日間でこの程度の床貼りができました.左端の部分は壁も付けてあるのが分かります.このイメージで内装ができていくはずです.

 クローズアップです.ワックスをかける前です.結構,きれいですね(と,単なる自己満足の世界です).作業の感想はと言えば,思ったよりも簡単であったが,腰が痛くなった.いとも簡単に柱の形に細工して,フローリングを張り合わせていく,やはり大工さんは偉いんだと実感したと言うところでしょうか...実作業としては,フローリング同志の隙間が微妙に違う感じがします.名刺1枚の隙間が良いと言われましたが,薄紙〜厚紙がありそうです.それと無垢材はやはり反っているのもあり,多少の開きをぴったり付けていくのが,難しいところでした.

 11月10日の写真です.まだ断熱材ですが,作業自体は順調に進んでいます.

 ベランダもだいぶついてきました.サイディングの下地です.もう上にも乗れるようになっていました.

 11月12日は,2階の北側から床板を貼りました.無垢材はホント気持ちよいです.まだワックスもかかっていないので,油など付けぬように気をつけねば...

 11月18日 社長さん,藤田さん,澤村さんと話し合いました.現場監督を勤めてくれていた荒井さんの入院が長引きそうな気配のため,代わりを勤めていただく藤田さんと細かい部分を打ち合わせさせていただきました.先ず,一旦仕切り直して,おそらく来週くらいから工事を再開していただくことになりそうです.外回りはほぼ完了していますがが,工期は長引きそうです.今月は私も忙しくて,ジョインビルドに十分な時間が取れないので,来月になって頑張らせていただきます.済みませんが,時間をくださいね.それまでに電気の配線でできそうな部分をやっていただくことになりました.荒井さんはたくさんの図面を残してくれていたので,それも出してもらって,気づいた部分を細かく説明させていただきました.取り敢えず,不安を乗り越えてやっていきましょう!それにしても,社長さんにはいろいろ気を使っていただき,感謝いたします.それと,荒井さんには早く元気になっていただきたいです.待ってますね!

 打ち合わせのあと,KOの実家で挽いてもらった杉板の様子を藤田さんと確認し,使えそうなものを使っていただくように話をしました.やはり,だいぶ駄目そうな木も多かったけど,使えそうな感じのも見あたりました.結構,倒れてからの時間経過を物語っていますね.もちろん,普通の大工仕事に使ってもらうんですが,もし,作れるようならと言う希望で,丸太を子供の遊びようの加工,板でパソコン部屋の机,キッチンのテーブル(対面キッチンのカウンターから出すように作りつけのテーブルがあるとカッコ良いよね)...欲を言えばきりがないけど...基本的には,藤田さんにお任せいたします.

 11月27日に久々に,現場へ行ってきました.私が忙しいこともありますが,荒井さんが入院したあと,少しだけ工事が停滞しました.今は順調に軒を付けていただいています.また,大工さんの交代がありました.これは,ライフプロジェクトさんの強い意向ですので,今回の記事としては立ち入りません.水戸から,来ていただいている大工さんですが,工務店さんの大工さんだそうですので,安心してお任せできると思っています.兎に角,きちんとした施工をお願いするのみです.

 間柱が入りました.部屋の空間がよく分かるようになりました.特に和室は区切られましたので,はっきりと分かるようになりました.この辺を見ても,外回りと中をうまく仕事していただいているのを感じました.

 24時間換気のダクトが入れられていました.設備屋さんが入ったんですね.結構太いアルミの管が,各々の予定地点まで届いていました.吸気と排気の2系統にわかれています.換気システムは三菱のロスナイVL-200ZMと言う型番です.それと,電気屋さんも電気工事をしてくれてありました.

 一部,壁のジョインビルトも行いました.詳細はまた書きますが,写真の様なイメージになります.これは北西の角ですが,ちょっと入れてみたところです.

 いよいよ12月になりました.おそらく今月末にはだいぶ完成に近づくものと思います.11月30日は少しだけジョインビルトをしました.2階の床貼りを1部屋分が完成しました.まだまだ続けていますが,全部やるのは無理でしょうね.時間があれば楽しいんだけどね.

 全体の様子です.1階の窓の中にわずかに見えますが,積まれているのが壁材と床材です.すべてを無垢材で貼り込んで行く予定です.2つ上の写真でイメージできると思います.これからどんどん仕上げねば...

 軒天ができてきました.軒天が仕上がるといよいよサイディングが貼られます.いよいよ外も完成してきた感じです.内側も,電気配線がだいぶできているので,進捗している感じを受けます.

 12月14日に10日ぶりくらいに現場へ行きました.先ずは,外のサイディング貼りの作業が始まっており,西側面からできつつあります.思っていたより色が淡い感じがしました.全体見えてこないと分からないのかな...内装は床がほぼ完成していたことと,子供部屋の周りの梁を大工さんがやっていました.これは,材料のカットをし直したために遅れていた場所です.大工さんの外工事は終わったようですね.ここのところ,急激に寒くなったので,ちょうど良いタイミングでできたようです.

 14日には壁貼りをしましたので,少しジョインビルドの説明をしましょう.

 そもそも無垢材を貼って,一切クロスを使わないと言う家を作るのですが,和室以外はすべてパイン材を使います.おそらく,値段的なものと,見た目を考えると最もリーズナブルの気がします.ログハウスの様な雰囲気を出すことができます.健康を考慮した住宅作りにおいて,無垢材のみで内装を行うというのは是非ご一考の余地があります.もちろん値は嵩むと思いますので,その点を考慮して初めから計画する必要があります.私がウッドハウスを選んだのは,初めから標準使用でオール無垢材であったことも大きな理由です.上のような,パイン材が山のように積まれていました.これは,床材同様に既にプレカット工場で加工されてます.メーターモジュールの場合は1m,2mで入荷されるものと思います.うちは尺でお願いしてありますので,尺モジュール(910mm単位)で入荷されています.

 柱自体にも写真の様な加工が既にされていますので,そこへ上のパイン材を差し込んで行くだけです.作業は小学校くらいの子供ならば,できますが,さすがに飽きてくるようです.硬いところと,簡単に入るところがあります.子供には,簡単に入るところをやらせるのが重要ですね.

 内装のイメージはご覧の通りです.自分達で作ると,満足感がでてきます.ある意味,想い出の一つと考えれば,すべてを大工さんに任せるよりは良いと思います.いくら忙しくても,是非やってみましょう.個人的には癖になりますが,体力的には2,3日で十分かも...

 無垢材はあばれると言われます.床は少し隙間があるようにと言われました.名刺1枚,はがき1枚隙間を開けて貼るそうです.夏の湿気を持ったシーズンにはある程度膨らむのを覚悟しないといけないかも知れません.そう言う意味で,床材は夏に貼るのが良いそうです.逆に壁材は冬に貼って,夏に湿気を吸うくらいの方が良いそうです.これから,数年の間はこのあばれとお付き合いする必要があります.工務店さんもそれにお付きあいいただかなくてはなりません.社長さんが常々口にしている,竣工後が本当のお付きあいだと言う言葉を有り難く思っております.こうして,壁ができてくると,いよいよ完成が楽しみになってきます.

 この写真は吹き抜け部の雰囲気です.貼りや柱を出し,しかも吹き抜けを通して,見渡せるおもしろい作りになってきました.と,先ずは自己満足の世界です.

 この日にうれしかったことは,退院したとは聞いていましたが,荒井さんが顔を出してくれたことでした.あまり,良くないようでしたが,それでも姿を見せてくれる心意気に感動しました.無理をなさらずにやってくださいね.

 さて,12月17日の様子です.

 外壁がだいぶできてきました.これが,ヨーロピアンオレンジの壁です.思ったより淡い感じで,派手さにかけたかも知れません(笑).内部造作もだいぶ進んできて,いよいよ階段の作成に入りました.年内にどこまでできるんでしょうか?

 12月21日にはサイディングはほとんどできていました.幕板をつける高さを決めました.1階と2階の境目で良いわけですが,ベランダの位置は少し低いので,6cmくらいの段差ができてしまうそうです.なるほど,あまり考えませんでしたが,微妙なもんですね.本日は,床貼りをしました.あと,1階の壁貼りもあります.年内はあと数日しかできませんね.階段ができ上がっていましたが,登り下りも苦労する感じではありません.いよいよ内部造作も重要な部分に移ってきた感じです.

 階段の写真です.

 幕板がつきました.だいぶ,できてきましたね.コーキングをつける作業をしています.休日だというのに,2人の外壁やさんが1日中作業をしていました.私も,床貼りと1階のリビング,キッチンの壁を貼る作業をしました.

 12月24日は水戸から応援隊が来て,内部の造作作業をしてくれました.電気屋さんや外部の作業も同時に進んでいましたので,かなりの人数が作業にたずさわってくれました.水戸からの藤田さんや,荒井さんとも打ち合わせができ,内部造作の細かい部分である程度の話ができたと思います.年内は,27日までの作業となり,年明けも内部造作の作業は続きます.1階和室は杉板を中心に造作していただきます.どんな感じになるんでしょうか?

 12月26日 今年最後の更新になります.工事は順調に進んでいます.現在,1階の和室の造作に入りました.おそらく,年明けにはキッチンなども入ってくると思います.この続きは,また来年になってから報告していく予定です.なお,年も変わりますし,いよいよ建築第5段階に移りたいと思っています.

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