ヤマトヌマエビの繁殖記録3

 

 ヤマトヌマエビの繁殖記録も第3回を開始します.第2回目の成功に続いて,今度は大量に繁殖させることを目的とします.お楽しみに!!

最終更新日:2002.2.11

 ヤマトヌマエビは比較的飼育しやすいエビと言えます.水槽に馴染めば長生きします.コケ取りとしても,有名ですが,その貪欲な餌を求める姿は,とても愛らしいです. 是非とも,繁殖を成功させて,水槽内をヤマトヌマエビだらけにしたいものです.それを目指して,第3回をスタートさせます.

3月22日 ヤマトヌマエビの抱卵を確認,4月2日隔離しました.おそらく,10日過ぎ(たぶん,15日頃)になれば放卵することでしょう.今回も,既に実験君の準備はできています.

4月12日 ヤマトヌマエビはまだ卵を抱えたままです.現在,昼間の水温が24度くらいになっているようです.朝晩は22度です.もう1週間くらいの間には,放卵すると思われます.幼生がでてきたら,すぐに実験君に入れる予定です.

現在のヤマトの写真.早くうまないかなー!!

4月20日 ヤマトヌマエビはまだ卵を抱えたままです.もう一度,ヤマトの写真!!なんとなく,白身がかってきました.それから,中に黒っぽいところが出てきます(写真では,あまり変化が見えませんね?).

4月28日 ヤマトヌマエビの抱卵から1カ月以上が過ぎましたが,まだ放卵しません.隔離が早すぎたのをちょっと反省しつつも,ただただ待ち続けています.なるべく,親に抱いていて欲しいのですが,その一面,親のストレスが心配になります.

5月2日 ヤマトヌマエビの抱卵から40日以上が過ぎてるのかな?あれっ?一体いつになったら放卵するんだろう?隔離が早すぎたのをだいぶ反省!!さらに,管理者が不在になろうとしているとは・・・.ごめんね!ヤマト.と言うわけで,まだ抱卵ヤマトは卵を抱えています.幼生になって,2日くらいは淡水でも大丈夫だろうと,こちらの都合をおしつけて,管理者は休暇に入ります.続きは連休明けくらいにアップする予定です.

5月12日 うーむ,連休の不在中に産んでしまったらしい...ショック,帰ってきて脱皮をしていたので,見たが,幼生自体が既にほとんど見受けられなくなっていました.そのまま準備してあった実験君に入れてみたが,どうやら駄目だったようです.この1カ月は何だったんだろう?次回に期待です(涙).

5月24日 やっと,次の抱卵が確認できました.6月中旬以降に隔離したいと思います.それにしても,最近,急に暑くなりましたね.エビの水槽の水温には注意してあげましょう!!

6月15日 そろそろかな?と言うのと,エビが隠れていて見落としがありそうなので,一気に隔離しました.

6月16日 早速,放卵・・・と言っても,幼生は数匹見られるだけで,親エビは卵を抱えていませんでした.隔離箱の水質が違っていたので,放卵してしまったのかな?親エビは元の水槽に戻しました.明日,塩分濃度を再確認して,明日か明後日には汽水に幼生を入れます.

6月17日 数十匹の幼生を取り急ぎ40%程度の汽水に入れました.

6月19日 塩分濃度50%くらいまでゆっくりあげたけれど,遅すぎたのか,生きている幼生があまり見られません.今回も,失敗かな?!数個体はいるので,このまま続けたいと思い,本日塩分濃度を60-70%まであげました.放卵したケース内で塩分を一気にあげた方が生存確立が高いかも・・・.あるいは,実験君内の水質に問題があるのかな?水が多少,茶色い気がしたけれど・・・.もう,2,3日様子を見てみよう!

8月29日 更新,さぼっていました.と言うか,不在のため,第3弾を中断していました.そろそろ,始めたいと思っていますので,またお楽しみに!!現在,抱卵エビの隔離中です.いつ抱卵したかは不明です.

9月2日 水換えの時に,隔離ケースの中も,水を換えました(1/4くらい).それが原因かは不明ですが,1匹が半分以上放卵してしましました.卵もありましたが,幼生も確認できます.実験君の水があまりきれいでないのが心配です.

 

9月3日 孵化した幼生を10匹ほど実験君にダイレクトに移した.水質の急変を承知の上,10匹だけにした.

9月4日 さらに10匹程度移動.

9月5日 夜,光を当てて観察したが,4匹は生きている.あとは,不明.比重は1.013にしています.もう少し,あげようかな?

9月13日 久々に,実験君の水を総入れ換えしました.理由はブラインシュリンプの大繁殖です.彼らは強いですね?私が悪戯で入れたのですが,彼らが大量にいると観察も出来ないし,あまり良くない感じです.今後は,気をつけます...で,この日抱卵エビが1匹脱皮してしまいました.おそらく,卵を付けたままのようでしたので,このまま実験君に入れることにしました.その前に,思い切って水を全入れ換えしました.出直しです.

9月17日 先日,入れた幼生達はまだ生きています.全部で10匹程度だと思います.脱皮してしまった分は,うまく孵らないのかも(未だに,残っている感じ)...全水換えの影響は無さそうです.しばらく,このまま様子見です.

9月21日 ヤマトの幼生の入っていた,実験君の水の色がいきなり変わりました.原因は不明ですが,緑色の水で,透明度が落ちて,中が見えません.先日の台風が過ぎて天気が良くなった日から,いきなり水が緑色になっていました.ちょっと,ピンチ!

9月29日 緑色に変わった,水はあまり状態が良くなかったようです.ヤマトの幼生が見あたらなくなりました.やはり,水換え後,10日目くらいは要注意のようです.
 今回,新たなる工夫として,水の中にPower Beads PB-02海水用と言うのを入れてみました.ファイブプランのものって,いまいち効き目が見えてきません.袋に入れたままだと,浮いてしまうので,分解して入れました.気持ちだけかも...これで,緑色が取れるかどうかは疑問ですが,次の放卵に備えて,水質の改善を試みます.

10月6日 やっと水も落ち着いてきました.抱卵ヤマトを隔離しました.いよいよかな??

10月15日 抱卵ヤマトの放卵を確認.幼生が浮いています.まだ持っていそうなので,明日確認後,親ヤマトを親水槽に戻す予定です.今度こそ,頑張るぞ!

10月16日 すべてを放卵しているのを確認.親ヤマトを親水槽に戻しました.で,今回はそのまま塩を入れて,2日程置いた後で,実験君に移そうと思います.なるべく,急激な水質の変化を避けて,生存率をあげようと考えています.この過程で,死なないでくれれば良いのですが...天気と気温を見ながら,18日or19日に実験君に移します.

11月28日 上の抱卵のときは,急いで移しすぎました.またまた,失敗でした.外気温も下がってきたので,これからの繁殖は難しそうです.実験君の水は現在透明になりました.状態が良さそうなだけに,ちょっと残念...

2001年です

3月27日 水温の低下のために,止まっていたヤマトヌマエビの抱卵が始まりました.外の気温も上がってきたので,いよいよ繁殖記事の再開をしようと思っています.

4月21日 親ヤマト放卵しました.しかし,幼生が少ない...何故だろう??

4月23日 結局,10匹程しか幼生が確認できなかったので,そのまま実験君に入れましたが,その後,幼生が確認できなくなってしまいました.しかし,別の個体が抱卵しているのを確認!

5月7日 隔離中のヤマトの放卵,脱皮を確認,今度は幼生が多数認められます.川で放卵された個体が,急激に汽水域に移動するのを想定して,わりと急激に幼生を実験君に移していいました.移すと居なくなる現象が続いているので,今回は,1週間くらいかけて水を隔離箱に加えていくことにしました.さて,どうなるか?お楽しみに!

6月23日 5月分は失敗に終わりました.実験君に入れた時点で全滅でした.実験君の水はだいぶ換えていませんでしたので,6/17水を全入れ換えしました.毎回,全部新しくした方が良いのかも知れません.現在,抱卵ヤマトを隔離中です.

8月24日 2カ月ぶりの更新だ!この真夏の最中にも,ヤマトが抱卵しています.室温を26℃に設定し,ヤマトのいる水槽の水温は27℃くらいをキープしています.現在,抱卵ヤマトを1匹隔離中です.7月の上旬に天然海水を4リットル手に入れました.今度はその水を使って,幼生を育てるつもりです.
 現在,実験君に入れて,70-75パーセント海水を作りました...で,外に置いておいた水は既に緑色に変わりつつあります.さすがに日ざしが強すぎるかも.なおこの中には8/14日に数匹だけいた幼生を居れましたが.もしかすると1匹は生きているかも知れません.現在,確認中です.

2002年です

 どんどんと日は過ぎていきますね.昨年の夏秋過ぎて,実験君はしばらく休止しています.なかなか思ったようにいきませんので,しばし様子見をしています.時間が十分に取れないのもその理由の一つですが...

2月2日 ヤマトの抱卵個体を水換えに伴い見つけました.既にだいぶ経過している感じがしたので,このままブラインシュリンプ孵化器で隔離してみました.現在,実験君も休止状態だったので,このままどこまで育つか再挑戦してみようと思います.

2月3日 予想通り,親ヤマトはゾエア幼生を全て出しました.以外にも簡単に確保できましたが,今後の展開はあまり考えていませんでした.取り敢えず,親エビは外に出して,例によって人口海水のもとを入れました.今回はきちんと測定していませんが一気に75パーセントまで上げてみます.

2月4日 今のところ順調です.まさに,ブラインの孵化をさせている状態と同じ方法で幼生を見守るしかありません.まだ水換えはしません.おそらく,白濁するまでは生きていることでしょう.そうならないことを願うだけです.

2月6日 思っていたより順調でしたが,ブライン孵化器の中に多少の白濁がでてきました.ゾエア自体はいっぱい生きています.もうしばらくは様子を見ます.スポイトで2盃分の水を足しました.ついでに魚の餌を細かめにしてあげてみました.

2月7日 昨日のままの白濁が続けば,今日は駄目になるかと思いましたが思っていたより持ち直しました.昨日に続いてスポイト2盃分の水を足しました.

2月8日 同様の作業を繰り返す.幼生はあまり減っていない感じで,今のところ良好...来週までこの状態が保てるかが勝負どころかも知れません.

2月10日 やはり幼生が減じ始めました.今回は水が白濁していないだけに,様子が良く観察できました.

2月11日 生きている個体は数えるほどになりました.急激に減じたことも加味して考えると典型的な餌不足かと考えます.従って,これを解決できればブラインの孵化器でもヤマトの繁殖が可能ということが分かりました.人口海水の入れ方も,問題はないと思います.

 

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