ヤマトヌマエビの繁殖記録2

 

 いよいよヤマトヌマエビの繁殖記録も第2回に突入しようと思います.何とか,成功の記録を取りたいものです.

最終更新日:2000.3.28

 私はまだまだ成功していませんが,つださんがヤマトヌマエビの繁殖に成功しています.つださんのHPに掲載されている ヤマトヌマエビ繁殖マニュアルは非常に良くまとめられており参考になります.

 8月30日 いよいよエビ達のシーズンが到来です!!何とか,この秋にはヤマトヌマエビの繁殖に成功したいと思い,60センチ水槽から,90センチ水槽に移動しました.で,ヤマトヌマエビは何処に行ったんだろう?状態です.とりあえず,現在,4匹のヤマトヌマエビが確認されました.

 9月12日 ヤマトヌマエビの抱卵を確認,3週間後くらいに隔離しよう.今回は,プラケースで繁殖を試みることにするので,13日朝から海水のプラケースを外に置いておくことにした.

 9月25日 抱卵ヤマトヌマエビを隔離したら,その晩には放卵26日には幼生がいたので,取ることが出来た.今回は外で飼育してみようと思っています.成功するかどうか??うまくいきそうなら,手法を記述します.自信がないので・・・取り敢えず報告のみです.

 9月29日 現在2匹の抱卵ヤマトヌマエビがいます.

 10月4日 9月26日に誕生したゾエア幼生は比較的多く残っている.これまでに見られない傾向である.水量が多いのが良い結果を生んでいるのかも知れない.3日間ほど見ていなかったこともあり,恐る恐るプラケースを覗いてみた.良ーく見ると,下の方に動いているのがわかった.少し,赤が強くなってきたように思える.

 10月13日 幼生は10匹以上は残っている.つ田さんのマニュアル通り,赤っぽく見える.幼生期の後期に入っていると考えて良さそうだ.さて,いつになったら着底するのかな??取り敢えず,水の減った分だけ淡水を足しておいた.

 10月16日 幼生は10匹程度は残っている.既に3週間が経過した.まだ,赤いので幼生期と考えて,淡水化作業は見送っている.夜,あまりにも寒くなるので,うちの中に入れることにした.朝は外に出す.しばらく,この作業を続けるつもりです.

 10月21日 幼生は10匹程度はまだ生きています.既に26日(かな?たぶん)が経過した.まだ,赤いので幼生期と考えて,淡水化作業は見送っている.5mmくらいにはなったように見えます.最長記録だけど,やっぱり寒すぎるのかな?現在,夜は室温23度に設定しているので,ケースの中もほぼ23度と考えられます.

 11月3日 幼生は4匹しか見あたらなくなってしまった.しかも,まだ赤っぽい色をしていました.うーん,もう1カ月は越えているのにどうなっているんだろう?大きさは7mmくらいに成長した.

 11月4日 ヤマトヌマエビの幼生で生き残ったのは最低4匹.1匹の一番大きいのはエビの形をしている.あとの3匹はまだかも・・・(明らかに形が違う).変態した感じのやつは,大きさは1センチは無いので,8mmくらいとしておきます.で,まわりは透明ですが,お腹の中はまだ赤く,完全に変態したかどうかは疑問.とは言え,1カ月以上過ぎているので,淡水化作業を始めました.現在,40%くらいです.今日も外に出してきました.

 11月6日 ヤマトヌマエビの幼生を管理しやすい隔離ケースへ移した.結局変態した個体は色が透明化して,ヤマトの子供になった様子.体長は約1cmです.あとの3匹はまだ赤いが,そろそろ最後の脱皮が間近に思える.こちらの体長は約8mmです.

 11月9日 変態した個体は色が透明化して,ヤマトの子供になった様子.体長は1cmくらいで成長しているようだ.あとの3匹はまだ赤いが,そろそろ最後の脱皮が間近に思える.しっぽの方がやや白く,周りは透明でお腹だけ赤い.

写真がいまいちですが,こちらの体長は約8mmです.明らかに変態したのとは形が違います.幼生初期は縦向きですが,最近は横向きになっています.現在,35%海水くらい...出来れば早く淡水にしたいのですが,4匹とも繁殖成功のために,少し待っています.

 ここに今回の繁殖に使った”実験君”を紹介する事にしました.あくまでも,これを使えば,今までの失敗よりは遥かに良かったと言う方法の紹介と理解下さい.私も,まだ今後,工夫を重ねるつもりです. ヤマトヌマエビを繁殖させる第1ステップはヤマトヌマエビが抱卵出来る環境をキープすること. 第2ステップは幼生を取ること. 第3ステップは幼生を育てること. 第4ステップが淡水化作業です.この日誌はまだ続きますので,お楽しみに!!

 

 11月18日 やっと3匹目の変態を確認した.今のところ,もう1匹も何とか淡水化に耐えているようです.はじめに稚エビになったやつは,1.5cm位の体長になり,だいぶヤマトの姿になりました.

 

 11月24日 4匹全員が無事にエビになりました.順調に育っています.一番先に変態したエビは既に,ヤマトヌマエビそのものです.そろそろ完全淡水でも大丈夫な感じ・・・.現在,塩分濃度は不明になってしまいました.だいたい,1日15%位の淡水を加えています.

 

 11月26日 4匹全部90センチ水槽に入れました.はじめは泳ぎ回って苦しんで(?!)居ましたが,1時間ほどで落ち着きました.スリット付きの産卵ケースに入れましたが,小さい方のが抜けられるようでした.

 11月29日 一番大きい,ヤマトヌマエビのチビは生存を確認!!後の3匹は既にわからなくなってしまいました.今にか,出てくることでしょう!!

 と言うことで,4匹のヤマトヌマエビの繁殖は,これにておしまいです.今後は,もっと大量のヤマトを繁殖できるように,頑張ります!!

 前のよりちょっとだけ,大きくなりました.大きい方が,第1号の方で,小さい方はその後,変態したエビです.今は,90センチ水槽の中,見あたりません...今度は,大きくなって抱卵して私の前に現れてくれるのを待っています!!

 2000年になりました.その後の子ヤマト君はどうなったのでしょう?実は,90センチの中で,見失っていました.なんと言ってもヌマエビも入っていましたので,見つけるのは至難の業でした.3月4日水槽を眺めていると!?ビックリです.ヤマトのちびがいました.

 ビー玉の大きさから分かりますが,だいたい1.5cm〜2.0cmくらいです.無事に成長しているようです.嬉しい限りです.そろそろ,次の繁殖に向けて準備を開始しました.現在,抱卵中はいませんが,そろそろ昼の温度が上がってきましたので,期待しています!!次回は,里親に出せるくらいの繁殖を目指します.

 

 3月28日 いよいよヤマトの繁殖第3段をスタートさせたいと思っています(やはり新学期に合わせて,4月1日スタートかな?!).3月22日に抱卵を確認.その後も順調のようです.また,外で繁殖させる予定です.
3月4日以降,しばしば子ヤマトを見かけることができるようになりました.着々と育っているようです.でも,親と比べると

んな感じです.わかりにくいですが,2匹のヤマト(親)に挟まれて,左を向いています.

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