BULA FIJI!

笑顔の国!フィジーに初めて行きました.300以上の島からなるこの国で,その中の一つのアイランドリゾートを体験してきました.行った島はトレジャーアイランドまさに,”宝島”でした.今振り返ると,最高のチョイスだったと思います.

 2006年夏休みの旅行です.何故にフィジーに行くことになったかと言うあたりから,スタートしたいと思います.昨年は家族で韓国に行きましたが,今年はもう少しどっかで遊ぼうと思いました.折角なので,海で泳げるようなところが良いかなって感じでした.そこで一番始めに考えたのが,オーストラリアのグレートバリアリーフあたりです.オーストラリアの行き帰りのチケットだけ買って,現地でキャラバンパークあたりを転々と歩くと言うのも考えましたが,さすがに子連れには辛そうです.何かあったら,それこそ旅が楽しめなくなりますので,考え直しました.そこで,小さな島に渡って,そこでシュノーケリングでもして,ぼーっとする旅です.まあ,子供達にもこれなら楽しめそうです(ダイブは小さい子には出来ない?).と言うことで,オーストラリアに拘らずに(グレートバリアリーフにも島がたくさんありますが)探してみました.ハワイやグアムは夏休みで混みそうなので,南半球で,ニューカレドニアを考えました.ニューカレドニアのウベア島が「天国に一番近い島」(森村 桂著)だそうですが,本当にそんな島があるのか見てみたい気もしてきます.と言うことで,ニューカレドニアの離島の旅を探していると,冒険の島と言う旅行代理店に出会いました.ここでは,それぞれの国で担当者が違うようです.実はフィジーに行く前にニューカレドニアのリフ島にしようかなって思っていました.いくつか気になった点があって,フィジーも候補に入れることにしました.ニューカレドニアは,公用語がフランス語であること,もしかすると少し寒い可能性があること(南半球は冬ですから),島内ので観光をどの様にすれば良いのか考える必要があること...やはり,ここでも子供にとってどっちが良いかと言う判断が最後に効きました.

 と言うことで,今回の旅行はフィジーのトレジャーアイランドリゾートに決定です.こちらに日本語のHPもあります.上空からの写真を見ていただければ,ここの規模がおわかり頂けるかと思います.冒険の島ではこちらの予定に合わせて予約が出来ますので,普通のパッケージツアーより予定が自由になります.しかも,大手より少し安いので(子供料金が割安でした),とても良いと思います.

 成田出発!まだ梅雨空でした.7月も下旬なのに,水害のニュースを横目についに出発の時が来ました.フィジーに行く飛行機は限られています.一番便利なのは写真のAIR PACIFIC(大胆な名前ですが,フィジーの国際線です)です.これから成田を出発です.ところで,エアパシフィックのチェックインは16時半からだそうです.19時のフライトですが,あまり早めに行くと待ち時間が長いです.適度な時間に成田到着したいものですね.

 機内ではアイマスクや歯ブラシなどのアメニティーグッズが配られるというのを見ましたが,行きには配られませんでした.因みに,帰りには配られました.行きは夜なので,余計に欲しい感じです...まあ,あの感じからすると,足りないときとかは配らないと言う感じでしょうか.飛行機の中は,大型スクリーンで映画を見るなど全体に古い感じでした.昔はあんな感じでしたね.今の飛行機はほとんどが個別スクリーンと思っていただけに,ちょっと不便でした.あと,子供が小さい人はチャイルドミールを頼んでおくと良いと思います.ご飯が配られるのが一番先になりますので,遅い夕ご飯には良いと思います.大人はビールでも飲んで我慢しましょうね.ただし,育ち盛りの子供には少し物足りないかも知れません.

 うーん,眠い!でも,到着して,嬉しいぞ.早朝の到着にもかかわらず,歌でお出迎え!しかも,このスタイルが,いかにもフィジーを思わせてくれます.入国審査は少し並びますが,いたって簡単.もしかすると,一言もしゃべらなくても通りそうです(笑).最近は米国などうるさい国もありますが,あまり英語力の心配は要りません.その後,荷物を受け取って,税関審査(食べ物などの申告)をすれば,もう入国完了です.南半球の国は,食べ物などの持ち込みは基本的に禁じています.個人的な意見ですが,折角外国に行くのですから,その国の食べ物を楽しみましょう.

 到着口の外では,Adventure & Endless Holidaysのハナさんのお出迎えでした.貝殻でできたレイをかけて くれました.たぶんですが,この会社は,現地のオペレーターのようです.現地のガイドを発注するのではないかと...冒険の島(Adventure Island)と名前が似ているので,違和感ありません.行きの空港から港までと,帰りの港からホテル,ホテルから空港の3つの区間の手配をしてくれました.ワンボックスの車で出迎えてくれたので,とっても便利でした.空港では両替をしました.5,000円だけして後はカードでと思っていましたが,結局はそうはいきませんでした.最後にナンディーの店で子供が自分の服が欲しいと言うことになり,両替した現金だけでは足りませんでした(と言うか,ホテルまでのタクシー代をキープするために).結局その店の人との交渉で日本円を10,000円両替してもらって(レートは最初に替えたのとあまり変わりませんでした),買い物をしました.こんな事なら,最初に1万円替えておいても良かったかも.あくまでも,目安です.例えば,スーパーで水を買おうとか思うと,それなりにかかります.

 これが,トレジャーアイランドリゾートに連れて行ってくれる船です.20ノットくらいは出ている感じです.船内放送は聞き取りづらいです.始め,2つ目のストップがトレジャーアイランドリゾートだって言われたので,耳を澄ませていましたが,どうも違うらしい...と言うことで,船の人に聞いてみたらやはり違いました.でも,次だと言われたので聞き落としても,次で降りれば良いと言うことが判明しました.こういう場合は,臆せず聞いてみるのが大事です.英語では,「Don't hesitate」ってところでしょうね.

 ついに,トレジャーアイランドリゾートに到着です.島一週でも歩いて15分というのはまんざら嘘では無さそうです.海がきれいです.この日は風も穏やかで,船の乗り換えも順調そのもの.

 こちらも歌でお出迎えです.噂通りの展開です.でも,ここへ来て初めて,Bula!の使い方が分かってきます.到着後は部屋に入れるまでだいぶ時間がかかりました.前の人が出て,掃除をするのにそれなりに時間がかかるようです.うちの前の人はベビーベッドを入れてもらっていたらしく,部屋の前にしばらく置いてありました.また,子供用には改めてベットを1つ入れてくれました.これは,とっての有り難かったです.キングサイズのベットが1つとシングルサイズのベットが3つまでは入るようです.

 これは,ブレの写真です.実はあんまりちゃんとブレを撮った写真がありませんでした.ここではリゾートホテルと言っても,ブレという小さな建物がホテルの部屋になっています.ブレの中はエアコンがばっちりきいていますし,バストイレも付いています.大家族にはベットも増やしてくれました.しかも,子供は(2人に2人まで)無料と言うことです.これによって,子供料金がかなり安く設定できるわけです.オーストラリアやニュージーランドの家族連れが多いのは,安く上がるからだと思います.

 自分のブレの前には,ハンモックがあります.ハンモックってこう言う場所にあって初めて使えるよなって感じです.だいぶ使いました.結構,気持ちがいいですよ!

 海岸です.この様に1つのブレに1つくらいのバカンスゾーンが準備されています.しかし,特にこれはここのブレのって決まっているわけではありません.広々としていて人数も限られているので,特に争って使うという感じでもないですね.ブレに関して言えば,南側が良いと言われています.北側は海藻が多く,シュノーケリングには南の方がむいているのが大きな理由です.しかも,ダイブショップなども,南向きにありますので,便利度は南側が高いと思います.北側は風が弱いというのが良い点です.海藻があっても,結構魚もいますし,それなりには楽しめます.

 因みに,うちの泊まったブレはメインの建物に近く,アクセスには便利な場所でした.しかし,北側なので珊瑚を見に行くシュノーケリングのためには,南へ行っていました.どんなに歩いても数分です.

 小さい子供にはプールもあります.プールの向こうが食事を食べる場所になります.そして,その右手にはバーがあります.いつも,ハッピーアワーには飲んでいました.飲み物が半額になります.私はだいたいビールを飲んでいました.フィジービター,フィジーゴールドってところですね.やはり現地では現地の飲み物でノドを癒すと言うのは,私の旅行の鉄則です.ハッピーアワーの時にはプールサイドやバーに大勢集まっていました.この頃になると,子供のディナーも始まります.

 これは,食事の時の写真です.夕ご飯はいつもこんな感じです.始めはバンドの演奏から始まって,いろいろとイベントがあります.子連れにでも,子供はキッズディナーがあるんです.そっちを食べてくれれば,夫婦は2人だけでショーが楽しめちゃいます.普通のディナーでは,子供には少し重い感じですので,キッズディナーに子供が入り込めるならばそっちの方が良いと思います.

 キッズクラブです.基本的には小さい子供が多かったです.ちょっと大きい子供は自分で自由に過ごしているという感じです.私は余り子供の事を監視していませんでしたが,基本的に英語のみでやっているようでした.本当に小さい子には言葉は要りませんが,さすがに小学生中高学年くらいになってくると,コミュニケーションが必要になるようです.子供には良い勉強になったかなって思っています.

 バンディド・レイルです.ウズラの仲間らしいですが,餌をあげると,食べに来るので可愛い鳥です.糞なども見かけませんでした(どうしているんでしょ?).トレジャーアイランドリゾートのHPによると,「至上死滅に近いこのうずら科の鳥はトレジャー島に10年前に連れて来られました。とても臆病なこの鳥は島の庭の木々をぬって歩き回っています。時には足洗いようの洗面器の水に飛び込み水浴びなどしてお客様をびっくりさせたりもしてます。非常に人懐こい鳥ですのでパンくずなどをやるとすぐに友達になれます。」と書かれています.この他,オウムを見かけました.木にとまって,大きな声で鳴いていました.ママヌザ諸島の中では1番最初に環境保護を支持した島だそうですが,まさに,みんなで守っているのが良くわかります.

 シュノーケリングをするとこんな感じです.使い捨てカメラの写真なので,写りが悪くて済みません.上の写真は砂浜から海水に入ったところの写真で,こんな感じで魚が群れています.とにかく魚が大量にいました.パンを持って行くと,怖いくらい寄ってきます.本当はカヌーで砂州まで行きたかったのですが,風が強くて子供と2人,3人乗りではとても渡れそうにありませんでした.島から歩いていけるくらいの所に,2x2メートルくらいの人工の島が出来ていて,そこの周りにはサンゴがいっぱい見られ(下の写真),子供にも安心です.小学校の高学年で背が届く感じです.普通の状態では,リーフの中は波もそれ程にならないし,強い流れも発生しないようです.

 これは,お別れのシーンです.本当に1週間有り難う!って感じでした.また,グラスボートに乗って,大きな船に渡ります.珊瑚礁のリーフの外までしか,大きい船が入れないので,その外まで行って乗り継ぐ必要があるわけです.

 またまた,歌でお見送りです.実際は,このボートで渡ると,交代で次のお客さんがやってきます.お迎えもこのままやるわけです.

 大きなボートに乗ると,凄いスピードで出発です.特に座席は決まっていませんので,私は上のデッキに行きましたが,日に焼けたくない人や風にあたりたくない人は,下の階に陣取った方が良いと思います.また,帰りは結構風が吹いたので,上の方では揺れました.船酔いしがちな人は下の方が揺れが小さいと思います.

 元々,船は周遊船ですので,いろいろな島へ寄って帰ります(詳細には覚えていませんが,10島くらいは寄っていたと思います).こちらは,日本人には有名なマナ島です.ここは大きな島で,おそらく珊瑚礁を少し掘って桟橋まで水深を深くしてあるようです.桟橋に直接船を着けることが出来ます.大勢の観光客が待っていました.一説によるとオーナーが日本人とか?!ですので,かなり日本語でもいけると思います.トレジャーアイランドも以前は日本人のスタッフがいたと聞いています.ここでも,ギターを持って歌でお出迎えでした.

 帰りは朝の飛行機なので,国際空港のあるナンディに1泊する必要があります.ナンディでは,買い物をして1日(半日)過ごしました.ホテルはタノアインターナショナルと言うホテルでした.ここは,空港に近いと言う感じのホテルです.一応,プール付のホテルですが,きっとグレードはそんなにでも無いと思います.追加のエキストラベットを用意してくれたのですが,壊れていました.まあ,ちびは一緒に寝れば済むので,特に文句も言いませんでした.また,オプショナルツアーも紹介されましたが,トレジャーアイランドからの到着が昼過ぎだったので,取り敢えず,買い物を考えました.夕食もこのホテルのレストランで食べました.

 ナンディの町までは車で15分くらいでしょうか...タクシーで行けます.ホテルのポーターの人と話をしているうちに「タウンの店まで連れて行ってくれる」と言う事でした.この人,英語しかしゃべりませんが,親日家のようでした.基本的に,旅先では余り信用しない方が良いわけですが,ジャックスというショップの人が連れに来て,買い物が終わったら連れて帰ってきてくれると言うことでしたので,時間を決めてお願いしちゃいました(タダより高いものは無いと言いますが,この場合はどうせ買う,お土産を見に行けば良いと思いました).日本語をしゃべる店員さんが迎えに来てくれました.帰りに他の店も見たかったので,帰りは自分で帰るからと言うことで,ある程度の買い物をして店から出ました.ナンディの町は日曜日だったので,開いている店が少なくて残念でした.それでも,いくつかは開いていたので,買い物をしました.ついでに,次の日の朝食べるものを買おうと思いましたが,店もなく,結局,帰りのタクシーと交渉して,スーパーに寄ってもらいました.フィジーではタクシーに乗る前に価格の交渉をします.ホテルで10ドルくらいと聞いていましたが,この運ちゃんは8ドルでした.スーパーに寄ってもらうので,10ドルで交渉成立しましたので,まあ,良いかって感じでした.運ちゃんとは日本車の話で盛り上がりました.こっちではまだマニュアル車が普通のようです.